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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ゼロ(ルル)至上主義です。
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★由香様へのリクエスト作品★
(玉城×ルル<--騎士団+a)

そんな彼等を正気づかせたのは、玉城の行動だった。

いつの間にかゼロの背後に回っていた玉城は、後ろからがばぁっとゼロを抱きしめたのだ。
「「「「「「‥‥‥なッ‥‥‥!!!!!」」」」」」

「こいつはおれのだ。手前等にはやらん。手を出すな」
「‥‥‥耳元で喚くな。わたしの鼓膜を破る気か?」
何とか正気に戻ったゼロが、氷点下の声で玉城に注意した。
いや、ゼロ。耳元で喚いた事だけですか?抱きついている事も注意して引き剥がさないんですか?
言いたいのに言えない言葉と言うのは、確かに存在するのだと、この時初めて気付いた者もいただろう。
「‥‥ならゼロは手を出されても良いってのか?」
「誰がそんな事を言った?わたしは煩いのは嫌いだと言っている。もっと判りやすく言う必要があるか?」
「‥‥‥‥‥‥ない。この体勢で喚かなければ良いんだろ」
「まだ煩いな。もっと声を落とすか離れるかどちらかにしろ」
「‥‥お前さ、ゼロ。もちっと愛想良くならねーか?」
極力声量を抑えた玉城が、呆れ口調で抗議する。
「この場所で?みんなが唖然として見ているのに?」
「あ、やっぱ良いや。愛想の良いゼロをこいつらに見せるのもやだしな」
「る‥‥じゃなくて、ゼロ。聞きたい事が有ります!」
ゼロと玉城の密着した状態での会話に、カレンが勢い良く割り込んだ。
「‥‥なんだ?カレン」
「‥‥‥‥玉城は、る‥‥じゃなくてゼロの表での名前を知っているの?」
カレンの口調は既にルルーシュに対するそれになっていて、幹部達が奇異の目をカレンに向ける。
「‥‥わたしが、教えると思うのか?」
ゼロが訊ね返し、カレンはホッとしながら、ぶんぶんと首を横に振った。
「ならば当然玉城は素性も知らないのだな?」
次にそう尋ねたのは藤堂だった。
「あらぁ?そういうカレンは名前を、藤堂は素性を知っているのかしらぁ?」
面白そうな口調と態度のまま、ラクシャータが混ぜっ返す。
「‥‥そうだな。表の名前を知っているのはカレンだけで、素性を知っているのは桐原公を除けば、藤堂とラクシャータだけだな」
「って、おれだって知らないってのに、なんだって奴等が知ってるんだよッ」
「喚くな、と言ったはずだぞ、玉城。‥‥離れろ。‥‥それとも」
ゼロが不機嫌そうにそこまで言うと、玉城は「悪かったッ」と言ってパッと離れる。
「てかカレン。ゼロを知っているのか?」
「藤堂さん。どうしてゼロの素性を知っているんですか?いつ知ったんですか?」
「ラクシャータ。ゼロの素性をわたしにも教えてください」
扇と朝比奈とディートハルトが一斉に尋ねる。
「わたしが教えるわけないでしょぉ。貴方がゼロだって言うのなら、わたしはずっと貴方の味方でいてあげるわぁ。昔から気に入っていたものぉ」
「昔、会った事が有る。気付いたのは顔を見た時だ。‥‥だが、ゼロ。相手はもう少しちゃんと選んだ方が良いとおれは思うぞ?」
「‥‥どうして玉城?そりゃ、あいつよりは断然マシだけど、どうして?てかあいつにしろこいつにしろ本気で趣味悪くない?」
ラクシャータと藤堂は辛うじて質問に答えているが、カレンに至っては答えにならない声をあげている。
「‥‥別に良いだろう?第一カレンは、表でのわたしを嫌っているじゃないか」
「はぁ?めちゃくちゃベタ惚れのカレンがお前の事を嫌ってるってかぁ?」
「それはッ。誤解してたのよ。‥‥もう、誤解も解けたわ。だから‥‥嫌う理由はなくなったの。ゼロをあいつからだって守って上げるわ」
「わたしがゼロで、構わないと?」
「そう言ってるの。ただし、玉城と付き合うなんて事だけは断固阻止するけどね。それ以外なら全面的に守るわ」
「阻止するな。ゼロはおれのだ。誰にも渡さねぇからな」
「紅月さん。協力するから一緒に玉城の魔の手からゼロを守ろう」
「‥‥‥‥。ゼロ。一つ聞いても宜しいか?」
「ん?なんだ?仙波」
「いつ、玉城に素顔を?」
「あぁ、それか。『使い込みはもうしない。その代わりに素顔が見たい』と言われたのでな。条件を幾つか出した上で仮面を取った」
ゼロの返答に、玉城は一斉にその場の幹部達から鋭い視線を受けてたじろいだ。
「ゼロ。素性を知らせない気なのか?後で知られた時の事は考えているのか?」
「素性を知っているお前はどうだ?離れるか?それともいっそ、わたしを殺してみるか?」
物騒なゼロの問いかけに、ざわつく幹部達の中で、玉城がゼロと藤堂の間に入った。
「なんだそれ。お前の素性って、藤堂にとって拙いモノなのか?だからって差し出す気はねぇぞ」
「お前を含んだ全てにとって拙いと言うべきだぞ?」
「あらぁ?わたしの言葉聞いてなかったのぉ?ず~っと味方でいてあげるって言ったはずよぉ」
ラクシャータがゼロの言葉に抗議する。
「おれも。殺める気はない。それどころか、君がゼロである事に納得したし、桐原公に言われるまでもなく手を貸す気にもなる」
「だからぁ。貴方が思っているよりもぉ。貴方の事を思っている人は多いって事よぉ」
「そうだな。君の一番は何時も唯一人だけで、他に目を向ける余裕がなかったのだから仕方がないだろうが」
ラクシャータと藤堂の肯定の言葉に、カレンが入る。
「一番って‥‥あの子でしょ?‥‥間違ってもあいつなんかじゃないわよね?」
「あぁ。今もそうだろう?」
「勿論よ。傍で見ていたって判るわよ。相思相愛だもの」
わざとその単語を使ったカレンは、慌てる玉城を見てしてやったりと笑う。
「なッ。ゼロ、お前、好きな奴がいるってのか?しかも相思相愛だとッ。んな話聞いてないぞ」
「身内の話を何故しなければならない?そんな条件はなかったはずだが?」
「へっ?‥‥‥‥まさか結婚してるのか?」
「ばかか、貴様は。何故そうなる?」
「藤堂さん、誰の事ですか?あの子って。まさかC.C.なんて事は‥‥」
「妹よ、妹。あんなピザ女じゃないわよ‥‥。あ」
思わずツッコミついでにばらしてしまったカレンは声をあげて黙りこむが、勿論みんなしっかり聞いている。
「ゼロッ。玉城やめておれにしませんか?おれと付き合ってよ」
「あ、抜駆けはダメです、朝比奈さん。ねぇ、わたしと付き合いましょう。一番長く一緒にいられるわよ」
「だぁ~~。朝比奈、それにカレン。言ったはずだぞ、ゼロは渡さねぇって。散れ!」
「あんたになんて聞いてないわ。ゼロ。答えてください」
「あー‥‥悪いな、カレン。それに朝比奈。‥‥まぁ、玉城が約束を反故にするまでは切る気はないんだ。‥‥今のところはな」
「「気が変わるまで、待ちます。てか変えてみせますッ」」
気を変える気のない二人に、玉城が切れた。
「ほぅわっ。‥‥てか何をする玉城」
いきなり抱きあげられたゼロは、奇怪な声を上げた後、玉城に抗議するも、玉城は無言でその場から逃げを打った。
「あっ、待ちなさい玉城ッ。ゼロを離せッ!!」
「そうです。わたしのゼロをッ」
「ってあんたも便乗するのやめなさいな。ディートハルト」
「‥‥‥‥仙波、卜部、千葉。幹部以外に見つからないように手配しろ。それと朝比奈をつれ戻せ」
「「「‥‥承知‥‥」」」
藤堂の指示に、3人は渋々返事をして、行動を開始した。



───────────
作成 2008.04.06 
アップ 2008.04.07 
 


───────────
由香様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。

一応aの存在としてナナリーが名前だけでも出てきてるし良いかなぁと外しませんでした。
 

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