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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
表現力がなく×ではなく+どまり多数。
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★弥生様へのリクエスト作品★
(ルルで双子で黒の騎士団/ルル≠ゼロ)

「‥‥つまり、ゼロってルルーシュの騎士、なのですか?」
ゼロから『紅蓮の騎士』と呼ばれ、ゼロの騎士として認識されているカレンには複雑な話だった。
「わたしがルルーシュの騎士では不服か?カレン。ルルーシュはわたし以上にキレる。作戦も相手の動きを読むことも‥‥」
ゼロは続きを言わなかったが、藤堂とカレンには「まぁ、体力面においては」と続くはずだっただろうと予測は出来た。
「‥‥‥ゼロ。ルルーシュ君を騎士団に入れるという話だけど‥‥」
扇が声を掛けた。
「反対か?扇」
「君が仮面を取って素顔を見せてくれるのなら‥‥。そこまでの意思が君にあるのなら反対はしない」
扇の提案に、あちこちで頷く気配がして、幹部達から賛同の声が上がった。
「‥‥‥二言はないだろうな?扇。もしもわたしの素顔を見てついてくる気がなくなった者は騎士団から抜けるのは認める」
ゼロはそう言って、扇が頷くのを待ってから仮面に手をかけて外した。
現れたのは、ルルーシュと一点を除き、寸分違わぬ姿だった。
黒髪に白い肌、違っているのは瞳の色だけで、ルルーシュがアメジストを思わせる紫ならば、ゼロはルビーを思わせる真紅。
「‥‥‥‥‥‥兄弟?」
漏れる言葉に、ゼロはくすりと妖艶に笑う。
「あぁ。ルルーシュはわたしの双子の弟になる」
「良かったのですか?兄上。ラクシャータもいるというのに仮面を外してしまうなんて」
呆れたような溜息と共に、ルルーシュは問いかけ、ゼロと同時にラクシャータに視線を向けた。
「あらぁ。昔の同僚にリークしても良いかしらぁ?きっと喜び勇んで寝返ってくると思うのだけどぉ?」
ラクシャータはうきうきと、今までの気だるげな様子を完全に拭い去ってそんな提案を寄越す。
「おや?プリン君とは仲が悪かったんじゃないのか?」
「そぉだけどぉ。いい加減敵側でちょろちょろ動かれるのも鬱陶しくってぇ」
にこにこと態度が豹変しているラクシャータに奇異の眼差しを向ける幹部達の中、四聖剣は藤堂に視線を向けた。
「藤堂中佐。あのルルーシュという少年は本当に一体何者ですか?」
「ゼロと双子ってのは顔見ただけで確かなんだと判るんだけどもよ?」
「でも、普通兄が弟の騎士になるとかって話にはならないんじゃないですかー?」
「だからこそ余計に気になります、中佐」
「悪いがおれからは言えない。ルルーシュ君が嫌がっているうちに何かを言う気はない」
首を振る藤堂に四聖剣は、矛先を変え、それはカレンはすっ飛ばしてラクシャータへと向けられる。
「ラクシャータはゼロとどんな関係なの?」
「わたしぃ?んー。ゼロ達一家が仕事場によく来てたのよねぇ。ナイトメアについても詳しいはずよねぇ。気付かなかったなんて迂闊だったわぁ」
けらけらと笑うラクシャータはすっきりとした表情を見せている。
「‥‥とにかく、仮面は外した。出て行く者は好きにすれば良い。ルルーシュの入団は確定だ。以上」
「い、以上って待てってゼロッ!顔見ただけでどう判断しろってんだよ」
玉城が焦った声で立ち上がろうとするゼロを止める。
「‥‥扇の条件は『仮面を取って素顔を見せる』事だけだったはずだな。それを承知したのはお前達だ」
赤い瞳で玉城を見据えて言い放った後、ゼロはルルーシュに視線を移し、優しい声をかける。
「ルルーシュ。行こう。とりあえず現状を説明した方が良いだろう?」
エスコートするようにルルーシュを立ち上がらせるゼロの動きはとても優雅で。
「‥‥兄上?おれの為に団員と諍うのは良くないですよ。ゼロについてきた人達なのだから」
「構わん。お前達がわたしがゼロである事の基盤。それを認めないならゼロを認めないと言っているのと同じ事」
「また、そうやってすぐ無茶を言う。あの子は安全な場所に移したし、おれは平気だ。ゼロが認めてくれるだけで良い」
見つめ合う兄弟に何故か目のやり場に困ると思う幹部達が数名、視線を逸らせる。
「‥‥参謀のみで戦場には出ないと言うのならば、参加を認めても良い。‥‥どうだろうか?ルルーシュ君」
そう言ったのは藤堂で、四聖剣も扇達も驚いて藤堂を見る。
「元からそのつもりだ、藤堂。ルルーシュを戦場になど出せるかッ!‥‥ラクシャータ。その時は傍にいてやってくれないか?」
ゼロの言葉に、「あぁ、戦闘中に残るって事はディートハルトもいるしなぁ」とほぼ全員が頷いている。
「了解。良いわよぉ。よろしくねぇ?」
「こちらこそ、よろしく頼む、ラクシャータ。‥‥ゼロ、お前も無茶はするなよ」
ルルーシュはラクシャータに軽く頭を下げてから、仮面を被りなおしたゼロにそう言った。
「判っている。わたし達は双子にして、お互いの主にして騎士。最も近い存在。ルルーシュが待っているところに必ず戻る」
ゼロは何かの宣言のように、謡うかのように言う。
「ん?主にして騎士って?」
引っかかりを覚えた言葉を復唱して首を傾げる朝比奈に、ルルーシュが応じた。
「あぁ、ゼロが『騎士になる』というから、『ならぼくも兄上の騎士になる』と相互に誓い合った。母上には笑われたけれど、それがおれ達の形だから」
それから藤堂とカレンを見て続ける。
「だから、おれにとってはゼロが唯一であり絶対だし、ゼロにとってもそれは変わらない。分かって貰えるだろうか?」
それは「スザクよりもゼロを取る」と言った理由なのだと気付いた。
確かにそれだけ深い絆があるのならば、ゼロを選ぶのはむしろ自然。
特にカレンは生徒会での「ゼロ批判」をルルーシュと一緒に聞いている。
自分の双子の兄弟であり、主であり、騎士でもある存在をあぁも批判されたのではスザクに対する評価が下落するのも当然だ。
「‥‥そう言う事なら、歓迎するわ、ルルーシュ。ただし、ホントに戦場には出ないでね?」
カレンの言葉に、ルルーシュは笑みを向け「判っている」と頷いた。
その笑顔に幹部達もまたぎこちない笑みを返し、「よろしく」とか「ようこそ」とか口にする。
「おい。言っておくがルルーシュに手を出した奴にも容赦はしないからな」
ゼロはルルーシュを庇うように抱きしめてそう宣言したのだった。


こうしてルルーシュ・ランペルージは黒の騎士団に所属する事となり、騎士団の計画はより緻密になったのだった。



───────────
作成 2008.08.24
アップ 2008.08.30
 


───────────
弥生様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。


............あれ?藤堂達幹部がかなり中途半端な感じになってしまいました。
一体何がやりたかったのでしょうかorz。
こ、こんな感じでよろしいでしょうか?
 

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