忍者ブログ
コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
| Admin | Write | Comment |
フリーエリア
ギ ア スの小説を書いています。
ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
表現力がなく×ではなく+どまり多数。
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カウンター
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

カレンからC.C.の伝言を聞いた四聖剣は一瞬沈黙した。
「なんかさ。藤堂さんをずっとゼロにつかせときたいっぽいみたいだなぁ、C.C.ってばさ」
朝比奈が渋面を作ってぼやく。
「それで紅月、用件とはゼロのなのか?それともC.C.の用なのか?」
仙波が紅蓮に乗るカレンに問い掛ける。
「え‥‥。多分C.C.の用だと。ゼロが指示したにしては曖昧だし‥‥」
カレンは首を傾げてC.C.の様子を思い出しながら答える。
「仙波さん、卜部さん。どうせ交代の予定だったのだし、とりあえず戻って話聞いて来たら良いんじゃないですか?」
「紅月。ゼロの様子、ラクシャータはなんと?」
「ダメです、千葉さん。あの後すぐラクシャータは部屋に篭ったから詳しい話なんて聞けてません」
「‥‥ってC.C.の頼み事の件で?結局あれってなんだったの?」
「それも全然。けど、あのラクシャータがナイトメアの整備より優先させてたんで、整備班の人達が驚いてました」
「紅月、仮面はラクシャータが持って行ったのか?それともC.C.が?」
千葉に問われて、カレンは思い起こすが。
「え?二人とも手ぶらだったような気がする‥‥。え、ちょっと待って‥‥うん、持ってたら気づいたはずだもの」
仮面を見たのはガウェインに入るまでで出てきてからは見ていないのだ。
「ん?てもしかしてガウェインの中に置きっ放しとか?」

「「「‥‥‥‥」」」

「面白ぇ。仙波さん戻ろう。ガウェイン覗いたら仮面置いてないかな?」
「まぁ、仮面持って行けば部屋を訪ねても不思議ではなかろうが‥‥」
渋りながらも頷いた仙波は、千葉と朝比奈とカレンに後を任せると、卜部と共に戻っていった。


二機の月下が誘導にしたがってG1の格納庫に収まると、すぐに卜部が飛び出してきた。
「何事だ?」と格納庫に居た者達が首を傾げる中で、卜部はすぐ側に置かれていたガウェインのコックピットへと向かった。
「って待ってください。ラクシャータさんもゼロもC.C.もいないのに勝手に覗かないで下さいよッ!」
慌てた整備班の技術者達が後を追う。
「‥‥卜部さんどうしたんだ?」
扇が首を傾げながら、ようやく月下から降りてきた仙波に近付いて尋ねる。
「あー‥‥とですな。紅月からC.C.もラクシャータ殿も仮面を持っていなかったと聞いたので、ガウェインに置きっ放しなのかと気になりましてな」
それが聞こえていた整備班達は追うのをやめ、仙波を一瞬振り返ってから、コックピットを覗き込んでいる卜部に集中した。

程なくして卜部は上体を起こすと仙波を振り返って首を振った。
「ダメだな。ないぜ、仙波さん。紅月が見てないだけでどっちかが持って行ってたんじゃないっすかねぇ?」
しかし扇も整備班の一同も首を傾げる。
「い、いや。そういえばおれも見ていない」
扇がそう答えると扇と仙波、卜部が顔を見合わせ、整備班もそれぞれ顔を見合わせる。
「てぇ事は、今ゼロの部屋に行くと仮面被ってないって事は?」
「あ、いや、それは。C.C.は予備だと言っていたから‥‥。第一、ゼロの部屋には藤堂さんがいるわけだし‥‥」
卜部の言葉を扇が否定するのだが。
「とにかく、だ。わしと卜部はC.C.に呼ばれておる。C.C.はどこだ?」
「C.C.なら‥‥ゼロの部屋に戻ったけど‥‥。二人の内のどちらかだったんじゃ‥‥?」
「そうなのか?紅月はそうは言っていなかったのだが」
「ま、良いんじゃないか?とにかく行こうって」
卜部がそう言うと、仙波が躊躇いがちに頷いて歩き出した卜部に続く。
扇と整備班はその後姿を酢を飲んだような表情で見送った。


こんこん、とノックがして藤堂は顔を上げる。
ベッドを占領するC.C.がルルーシュを見てから扉へと視線を移して起き上がった。
藤堂は隣で眠るルルーシュを起こさないように、仮面を被せる。
その間に、C.C.はベッドから降りてスタスタと扉に向かっていた。
「誰だ?」
『卜部だ。仙波さんもいるけど。用が有るって紅月から聞いてきたんだけど?』
C.C.の誰何の声に卜部の声が返る。
「あぁ、そう言えば頼んでいたな。藤堂、二人を借りるぞ?」
「‥‥何をさせるつもりだ?」
「なに、ちょっとした警護だ。危険は、多分ないさ」
「ブリタニア軍への警戒よりも重要なのか?」
「ある意味重要だろう?ま、ずっとじゃない。一時的なものだから、そうそう穴は開かないさ」
「‥‥‥ならば、良いだろう。仙波、卜部。聞いたとおりだ。C.C.の頼みとやらを聞いてやれ」
『『承知ッ』』
C.C.との短いやり取りの末、藤堂は扉の外にいる部下二人に指示を投げ、二人は即座に是を返す。
「じゃあ、ここは任せるぞ、藤堂」
C.C.はにぃっと藤堂に笑みを見せると扉を開けて外へと出て行った。
開いた扉から仙波と卜部は思わず中を窺おうとしたが、ゼロの姿も藤堂の姿も見る事は叶わなかった。

───────────
作成 2008.07.22
アップ 2008.10.01
 


───────────
「おれを撃て」【16】14の続き。カレン+四聖剣。後、仙波+卜部+α。

仮面の行方を追え?っぽくなりました。
おかしなこだわりを持つ四聖剣(何故か年長者)の暴走......あれ?
仮面って結構コンパクトになりますよねぇって事を見ただけじゃわかりませんし?
 

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示

この記事にトラックバックする



この記事へのトラックバック
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[255] [254] [253] [252] [251] [250] [249] [248] [247] [246] [245]

Copyright c No.1(再録用ブログ)。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]