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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
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★臣近様へのリクエスト作品★
(朝ルル/ゼロ&皇族バレ/白主従糾弾)

「義兄上。このような場所まで呼び出して、一体何の御用でしょうか」
神根島のかつてはガウェインが有った場所で、ギルフォードとダールトンを連れたコーネリアはシュナイゼルに尋ねる。
コーネリアに対し、供にその二人を指名したのはシュナイゼルで、ダールトンは特区設立準備によって増えた激務の合間を縫って同行していた。
「わたしもまだ詳しくは聞いていないのだけどね、コーネリア。ガウェインについての情報が有れば、ゼロに対して幾許か有利になるかと思ってね」
シュナイゼルの言葉に、三人はなるほどと納得して先を歩き出したシュナイゼルの後に続いたのだった。


黒の騎士団襲撃の報に、ユーフェミアは困惑した。
今は総督のコーネリアも自分の補佐についていたダールトンも不在だったからで、どうすれば良いのかわからなかったからだ。
当然、コーネリアにしろ、ダールトンにしろ、留守中の指揮の在り処は明確にしていた。
平時の際はユーフェミアに、だが、有事の際には軍のそれぞれの隊長にゆだね、報告を密に、と厳命してあった。
実際には、神根島周辺にはシュナイゼルによる妨害電波が流されていて音信不通だったのだが。
軍の事も、軍人の事も、ほとんど知らないユーフェミアは、唯一とでも言うべき知っている軍人と軍内の組織に連絡を入れる。
そうして特派に連れられてユーフェミアもまた戦場へと向かったのだった。

「ゼロぉ。貴方の読み通りだそうよぉ。今プリンから連絡が有ったわぁ。後30分くらいで現着するってぇ」
ラクシャータの報告を受けて、ゼロは藤堂を振り返った。
藤堂以外の対白兜要員は既にナイトメアの中で待機していてこの場にはいない。
「そちらは任せた。‥‥まぁ、言いたい事が有れば、好きに言って構わないが、朝比奈が暴走しないようにだけ気をつけてくれ」
「わかった。‥‥だが、それが一番難しい。おれで止めきれない場合は、よろしく頼む」
「手が空いていればな」
ゼロは軽く応じて藤堂を送り出した。

ゼロの作戦、藤堂の指示により、白兜から適度に距離を取り、月下と紅蓮二式は白兜の攻撃をかわしまくる。
かわしながら、彼等はオープンチャンネルのままのスザクがある言葉を言うのを、「本当は言わせたくないけれど」と思いながらも待っていた。
そう、待っていたのだ、ゼロが「スザクならば、必ず言うだろう。その意味すら考えずに」と言ったから。
「今回、わたしは参加しなくて良いんだろう?」と言って、ナイトメアにすら乗らず後方でその戦闘を見ていたゼロが「そろそろか‥‥」と呟いた数瞬後。
『──ゼロは間違っているのにッ!』
スザクのそのいつもの言葉が白兜より発せられたのだった。
『あんたは騎士失格よッ!枢木スザクッ!!』
紅蓮弐式からカレンの断罪の声が叫ばれた。
『なんだって!?』
『それからお飾りのユーフェミア!あんたもあんたよね。自分の騎士の言動くらい気を配ったらどうなの?呆れた主従よねあんた達はッ!』
そんな出だしから始まったカレンの言葉に、何のことかわからず、首を傾げるユーフェミアとスザクだが、自分達が非難されていることだけはわかって気分を害した。
『一体何の事を仰っているのですか?呆れられるような事はしていないはずですわ。第一それは皇族批判ですよ』
G1ベースから、ユーフェミアがオープンチャンネルを開いて反論してきたその言葉に、騎士団達は一層呆れる。
『じゃあ聞くけど、お飾り皇女。「特区」に参加するようにってゼロに呼びかけたよね。公共の場で、ゼロに事前に許可を求めもしないで』
朝比奈が冷ややかな声音で確認するかのように尋ねた。
『えぇ。そうですわ。「優しい世界」という共通の目的があるのでしたら、手を組めば、諍いをする必要がなくなるではありませんか』
ユーフェミアは悪びれる事無く、しっかりと頷いて応じる。
『けど、今のあんたの騎士の言葉によると、ゼロは間違っているらしいじゃないか。間違った相手と手を組めるなんて凄いよね、君』
『というより、主が手を組もうとしている相手を「間違っている」という騎士などありえないと思うぞ、わたしは』
朝比奈がユーフェミアを非難すれば、千葉はその騎士のスザクを非難する。
『厚顔無恥というのであったか?ゼロの意向を聞きもせず、宣言をするだけして、そして相手の足場を崩すだけ。「特区」とやらにそれ程の価値があるとでも?』
卜部も参加する。
『価値ならあるではありませんか。堂々と「日本人」を名乗る事が出来るようになるのですよ?』
ユーフェミアの言葉の後、戦場に静寂が訪れる。
後方でその様子を見ていたゼロが、言葉を続ける様子のないユーフェミアに失望した。
「‥‥まさかとは思っていたが、ここまでとはな。ディートハルト、ラクシャータ。我々は『特区』には参加しない。これにはまったく先がないからだ」
ゼロは戦場には出ず傍にいた二人に、そう宣言し、二人は「まったくもってその通り」と頷いた。
名前だけで実が伴わない「日本」に、何の価値があるというのか。
『政務はお遊びで動かしてよいものではないという事すら弁えておらぬとはッ!』
仙波が呆れを通り越して憤りすら滲ませて罵る。
『それの何処が「日本」だと言うのだ!「日本」を!「日本人」を愚弄するのも大概にするが良い!!』
藤堂が怒気も露わに言い捨てた。
白主従からの反論は既にない。
『‥‥って終わりかよ、おい。こっちは準備に手間取ってまだ何にも言ってねってのに!』
どこからか玉城の声が割って入る。
『言いたいことがあるなら、この際だから遠慮なんかしないで全部言ってしまったら良いんじゃないですか?』
朝比奈がさっくりと言い切った。
そして、扇グループをメインにした糾弾をBGMにした白兜対月下+紅蓮弐式の戦闘が再開されたのだった。


戦闘とも言えない作戦が終わってアジトに戻ってきた後、朝比奈はゼロを抱きしめながら、言うのだった。
「まだ気がすまない。ゼロ。無い方が良いに決まってますけど、あいつ等にまた何か言われたらすぐ言ってくださいね。きっちり報復しますから」
「当分は再起不能だろう?ユーフェミアはコーネリアにすら会わないで閉じ籠っているらしいからな」
「ふ~ん?『特区』はどうしたんです?」
「一度皇族として宣言した以上、運営はしなければ体裁が整わないからな。ダールトンが泣く泣く準備をしているらしい」
黒の騎士団は参加しないし、その事を納得させもしたから関係ないのだが、「土台も無きに等しいからダールトンも気の毒だな」とゼロは同情している。
「じゃあ、どこぞのバカは?」
「あの戦闘の後、慰められにやってきてナナリーに撃退されていた。当分来ないだろう」
淡々としたゼロの言葉に、朝比奈は笑い、ゼロもまた仮面の下で笑みを見せた。



───────────
作成 2008.04.18 
アップ 2008.04.22 
 


───────────
臣近様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。

ゼロ&皇族バレはしたけれど、顔バレはしてないって....どうなんでしょうか(汗
後編の糾弾シーンに来るまでが長くて力尽きました。
 

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