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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
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★レイシア様へのリクエスト作品★
(ルルーシュにやさしい話/目指せスザク糾弾皇族批判と言う感じでなおかつルルーシュ(ゼロ)争奪戦in黒の騎士団)

「一体何の真似ですか、藤堂師匠」
スザクは藤堂にそう言ってから、キッとゼロを睨む。
「どう言うつもりだ、ゼロ。ぼくを浚ったからと言って、人質にしようとしているのなら無駄だよ」
「そんな気はない。無駄は嫌いだからな。‥‥みなが言いたい事があるそうだ。そこで、戦場で口論に裂く無駄を省く為に招待したまで。存分に聞いてやれ」
ゼロはスザクの言葉を一蹴し、「済んでまだ無事ならば戻してやるさ」と笑うと、「後は任せた」と入ってきたばかりのC.C.に言ってゼロは部屋を出て行った。
「あんたに聞きたいのよ。うんざりするくらいしつこくゼロのやり方を否定してくれたけど。否定ってのはね、誰にでも出来るのよね。なら正しいやり方って?」
まずはカレンが冷ややかな侮蔑の眼差しでスザクを見下ろして、言う。
スザクはカレンをにらみ返した。
「何と言われようとテロなんて間違っている!警察や軍に入って、内から変えていけば良いのに、それをしないゼロは卑怯だッ!」
「スザク君。君は名誉になり、軍にも入ったのに、知らないのか?警察や軍に入るにはそれなりの審査と言うものが有る。実際、日本にも有った事だが」
藤堂がどこか淋しげに言い返した。
「知ってます。ぼくだって審査を通って軍に入ったんですから」
「知ってる?だって?審査が有るって知っててそんな事を?‥‥君にはテロをしなければならないって事がどういう事なのかわからないんだろうな」
扇もまた一瞬憤った後、悲しげな声音で言ってスザクから視線をそらした。
「ぼくはテロなんて間違ったやり方はしませんから、そんな人達の気持ちがわかるはずないです。だって貴方達は間違っているんだから」
「ぅわ、むっかつくなぁ、こいつー。おい、カレン。お前こんなのずっと聞かされ続けてたってのか?なぁ、口塞いじゃだめか?」
玉城はスザクの言葉に腹を立て、素直にカレンに同情した。
「スザクは手柄欲しさにわたしに騎士団から抜けて欲しかったらしくって。説得の意味も有ったようですよ?知られてから酷くなりましたから」
カレンがしれっと言いきると、スザクは慌てた。
「なッ。ぼくは手柄が欲しかったわけじゃない。カレンさんがゼロに騙されてるなら、早い内に足を洗った方が良いと思っただけだ」
「中佐の弟子にしては、お粗末ですな。正規の手順すら判らずにゼロや我等を間違っているなどと否定する。話を聞く価値もないのでは?」
「それは言えてる。確かゼロの手を拒否して判決の場に戻ったのは、『間違った方法で得た結果に意味がないから』とかだったはず」
「軍にいる以上、上官への報告は義務。テロは発見次第、逮捕か射殺。彼女に対し、そのどちらもおこなった様子はないな」
「それで『カレン』さんを手懐けて、騎士団の情報でも手に入れて、自分の手柄にしようと考えたのか~。やる事酷いね、君」
四聖剣の連続攻撃は口を挟む暇さえない。
「違うッ」
「あんたさぁ。否定する前に、自分のおこない振り返りなぁ?他人にあれこれ言うのはぁ、やる事なす事矛盾だらけの自分の言動直してからにした方がいーわよぉ」
「そうよね。『内から変える』とかって割には、力のないお飾り選んでるし。他の皇族からは相手にされないから手っ取り早いところで手を打ったの?ばっかよね~」
ラクシャータと井上が前後して言葉を放つ。
「違うッ。ユーフェミア様は優しい方だから。日本人の事もちゃんと考えてくれて、ぼくにだって優しくしてくれる。素晴らしい方だ。だからぼくはッ」
「あのさ。あのお飾りが何かをしたって話、全然聞かないんだけど。‥‥日本人の事を考えて、あのお飾りが一体何をしたっていうの?実績は?」
「結果が伴わない事を幾ら言おうがやろうが、意味がないって知ってるか?それくらいちっと頭使えばわかることだろ?」
カレンはユーフェミアをけなし、玉城はスザクを責める。
「だからと言って、間違った方法で得た結果なんて意味があるはずがないッ!」
「面白い事を言うわねぇ。ならあんたはさぁ。事故を起こした少年を助ける為に病院に運ぶ時、法定速度を守って『ごめん間に合わなかった』っていうわけかぁ」
「あ、それ知ってる。医者が言うんだろ?『後少し早くついていれば‥‥』ってさ」
「スザク君。おれは君に、『君の信じる道を行け』と言ったが、それは『約束を破っても良い』事にはならない。流される事が君の道とは思わなかったよ」
「そんなッ。違います。ぼくはッ!」
「スザク君。過程が大事だと君は言うが。では君が騎士になった過程がどうだったのか、ちゃんと確認してみたのか?確認すらしないで引き受けたのか?」
「あんなのッ!お飾り皇女のその場の思い付きでしょッ!どうせ、非難されるだけだったどっかの誰かが可哀想とか思ったのよね」
「あぁ、それまではイレブンが乗ってるなんて知らないブリタニア人が結構白兜の応援してたのに、あの一件でばれて非難浴びてたんだって?」
「なぁんにも出来なくて、肩身の狭い思いを勝手にしてた自分と重なったかなぁ。騎士制度も遊びじゃぁないのにねぇ」
「‥‥。少なくとも騎士は失格ですよ。枢木は。主たるユーフェミアへの暴言を認める発言が有りましたし。『だからと言って』とは肯定の意味です」
それまで大人しかったディートハルトが、冷ややかに言ってのけた。
スザクは蒼白になって俯く。
それを見たC.C.が口を挟んだ。
「‥‥やれやれ。そろそろ終わりかな?ディートハルト。どうせ録音でもしていたのだろう?編集して一緒に送り届ける準備でもして来い」
「わかりました」
「扇、玉城。お前達はそいつを連れて行け。もう十分言っただろう?まだ無事のようだからゼロの言ったように戻してやろう」
扇と玉城は盛大に溜息を吐くと、ディートハルトに続いて、スザクを連れて部屋を出て行った。
引き立てられていくスザクを見たのか、ディートハルト辺りが声を掛けたのか、ゼロが入ってくる。
「終わったのか?」
「あぁ。上位3名が藤堂とカレンとラクシャータ、と言ったところだな」
「‥‥ふむ。ディートハルトの言い分もあながち間違いではなかったんだな。それで?」
「わたしは藤堂を押す。一番ダメージを与えていたように見えたからな」
C.C.はあっさりと勝者を告げ、ゼロもまたさっくりと頷いた。
「そうか。‥‥で、藤堂。本当に、こんな選び方で良いのか?」
「君はおれの事をどう思っている?」
「好きだぞ?お前は昔から強くて優しかったからな。憧れと尊敬と、‥‥あの時は傍にいてくれれば良いのにと言った独占欲も有ったかもしれない」
「そうなのか?‥‥なら、今は?」
藤堂は目を見開いて驚きながらも、また尋ねる。
「今?今は、傍にいるだろう?」
首を傾げるゼロに、藤堂は笑った。
「構わない。おれは君が好きだし、君も嫌がってはいないようだ。必ずおれを好きにさせてみせるから」
「はいはい、勝手にやってろ。‥‥わたしは寝るからな」
早くもバカップルぽくなった出来立てカップルに、ひらひらと手を振ってC.C.は立ち去っていった。
少女を見送った藤堂はゆっくりとゼロを抱きしめる為に腕を回した。


「負けた~~」
「悔しいのぉ?お嬢ちゃん」
「う~ん。かなり。でも、ストレスは発散できたから、今回は譲ります。もし次があるなら絶対負けませんけど」


「殿下いますか~?」
「どうしたんだぃ?ロイド」
「ちょっと落ち込んでまして~。愚痴聞いてください~」
「‥‥そのまま回れ右して帰ってくれるかな?ロイド」
「や~ですよ~。実はですね~。昔の同僚から連絡がありましてー。ちょっとした遊びにデヴァイサー借りましたーって」
「確か、枢木スザク、だったね?それが?」
「なんでも、騎士団内で、『ゼロ争奪戦』をしたとかで、勝者はゼロの恋人になったそうなんですよー」
「なに?まさかゼロに恋人が出来たって言う話なのかい?」
「そーなんですよー。『奇跡の藤堂』が勝者らしくてー。なんとかなりませんかねー、殿下ー」
「‥‥わかった。コーネリアや父上に相談してみよう」
「‥‥‥‥。殿下?もしかして、単に知らせるだけとか言いませんか?ご自分だけ知って悔しい思いをするのが嫌なんですねー?」
「当然だろ、ロイド。君ももっと早く情報を持ってきなさい。そうすれば参加できたのに」
「はぅ‥‥。もー、ぼくは帰りますねー。健闘を祈ってますー」

「スザク、スザク。ここを開けなさい!これは命令ですよ?」
ユーフェミアの言葉にも扉は開かず、中からはすすり泣くスザクの声が聞こえていて、ユーフェミアは途方に暮れていた。



───────────
作成 2008.04.21 
アップ 2008.04.26 
 


───────────
レイシア様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。
 

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