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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ギ ア スの小説を書いています。
ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
表現力がなく×ではなく+どまり多数。
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★レイシア様へのリクエスト作品★
(枢.機.卿とル.ルーシュ/依存兄弟/二人に優しい話)

「アラン様ぁ、部屋に行ってからにしませんかぁ?部屋でなら不粋な仮面も取ってくれますよぉ」
「‥‥‥‥そうだが、そのつもりだったのに呼び止められたからな。わたしがどこで何をしようが苦情は受け付けない」
「‥‥‥‥ていうか、仮面してる意味がないって思うの、わたしだけ?同じ顔じゃないの」
カレンがなんだか悩むのも馬鹿らしくなって疲れた声を出す。
「何を言ってるんだ?こんな騒がしい男どもにゼロの顔を曝すなど二度と言うなよ。そんな事、兄であるわたしが認めないからな」
ゼロの兄であると自ら認めた「アラン様」は、そう難色を示し更に強くゼロを抱きしめる。
「‥‥‥‥扇、良いからみんなを作業に戻せ。わたしはこの後、すり合わせもあるから何もしないぞ」
「わ、‥‥わかった」
扇は引き攣りながらも頷き、幹部や団員に解散と再開の指示を出して行った。
井上に引きずられる玉城と千葉に引っ張られる朝比奈はいつもの事なので、他は苦笑しながら散っていった。
(残ろうとしたディートハルトはカレンに沈められて扇の指揮で、団員に運ばれて行った。)


残ったのはゼロの部屋に向かう事になっていたゼロと「アラン様」、藤堂、カレン、ラクシャータの5人だけとなる。
「‥‥どうなさったのです?兄上。いつまでもこのままでは妹に会うのも遅くなってしまいますよ?」
敬語を使う優しい声音のゼロに、驚いたのはカレンだけで、それも束の間の内に、納得の色を帯びて、黙って見守る。
「判ってる。唯、苦労をかけていたかと思うと、兄だというのに不甲斐無くて‥‥」
「だから連絡を入れなかったと?まったく。兄上が一つも苦労なさっていないなんて誰も思っていません」
「だけど‥‥」
「そうですね。今度わたし達の前から姿を消すような事が有れば、その時は赦さないかもしれませんね」
「絶対離れないから。もう、二度と離れたりしないから。これからはずっと‥‥。連絡だって欠かさないと約束する。出来る事は何でもしよう」
「そうですか。‥‥では8年離れていた間の積もり積もった話も交えて今後の事を検討致しましょう、アラン兄上」
「わかった。義兄上が来るまで最低4日有るから、それまでに色々と手段を講じておこうな」
「‥‥って、待って。ゼロの兄弟ってそのアランてお兄さんと妹だけなんでしょう?どうして更に『兄』が出て来るわけ?」
「はいはい、お嬢ちゃんは少し黙ってなさいねぇ。その辺りの事は部屋で話しましょぉ。やっと移動する気になってるんだからさぁ」
言葉じりを捉えて驚くカレンをラクシャータが宥めながらゼロの部屋に向かう。
その後を、ゼロから離れたアランとゼロが並んで続き、更に藤堂が動いた。


ゼロの自室についた後、ゼロはすぐに仮面を外し、自分がルルーシュ・ランペルージである事を明かす。
ルルーシュとアランが隣り合って立ったのを見て、先程のアランの言葉にカレンは納得した。
アランだけを見るとルルーシュにしか見えなかったが、並んで立っていると違いがはっきりしたからだ。
「‥‥えっと、妹がナナリーちゃんなのは間違いないのよね?」
「あぁ。唯、おれとナナリーは素性を偽って学園に住んでいた。‥‥アッシュフォードに匿って貰っていたと言うべきだな」
自嘲気味に笑うルルーシュに、カレンは眉を寄せる。
「素性?‥‥って、藤堂さんもラクシャータも知っているんですか?」
「勿論よぉ。なんたってわたしはアラン様の事も知ってるしぃ、お母様とも面識あったくらいですものぉ」
「おれはルルーシュ君とナナリー君の事しか知らなかったが、素性は知っていた。彼等が日本に来た頃の知り合いだからな」
「つまり、わたしがアラン・ヴィ・ブリタニアだと言えば、はっきりするだろう?ちなみに第九皇子で第十四位皇位継承者だったよ」
アランの言葉には真っ先にルルーシュが反応した。
「ん?だった、とは?」
「別の地位に就いたから、皇位継承からは外されたんだ。清々しているけどね」
「‥‥‥‥皇族!?」
遅ればせながらカレンが驚いて目を見開いた。
「そうだ。おれはルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。第十一皇子で、かつては第十七皇位継承者だった。剥奪されて久しいがな」
ルルーシュもまた清々したと言わんばかりに皇族を歯牙にもかけない。
「ちなみにナナリー・ヴィ・ブリタニアは第七皇女だったよ。皇位継承は‥‥辛うじて二桁の辺りだったけれどね」
「あの、アラン様ぁ?別の地位に就いたってぇ?別に皇位継承から外されるなんて事はなかったと思うんですけどぉ?」
説明が一区切りついたと判断したラクシャータが疑問点を尋ねる。
「一つだけあるだろう?俗世に属する皇帝とは別系統になる地位がさ。今度、わたしは枢機卿になってね?」
「えぇ?‥‥良く出て来れましたねぇ?確かに枢機卿なんてやってらしたら今更皇帝になる必要なんてないでしょうけどぉ」
「監視の事を言ってるのかな?当然撒いたよ。弟と妹に会うのを邪魔されたくなかったし?」
ルルーシュはアランの言葉に溜息を吐いてから、話を本題に乗せた。
「そんな事よりも。枢機卿の権限で出来る範囲の援護はして貰いますよ」
「勿論。手に入れられるだけの情報はここに。後は色々と手を回しておいたから順次物資も提供されてくるよ」
「助かります、兄上。妨害が出来るのは皇帝と宰相くらいと考えて宜しいですね?」
「そうだね。ただ、シュナイゼル義兄上はお願いすれば妨害はしないと思うけど?」
「お断りします。義兄上直属の部隊にしてやられていますし。おれがあちらに泊まる事になれば、兄上の機嫌が悪くなるでしょう?」
それまで黙っていた藤堂がここで口を挟む。
「ちょっと良いだろうか?君達と第二皇子の関係と言うのは?」
「シュナイゼル義兄上はわたし達ヴィ家の兄弟にはこの上なく優しいのだけどね。ルルーシュに対しては特に猫可愛がりをして引きはがすのに一苦労するんだ」
「他人事だと思っていませんか??兄上。騎士団にも場所を作ります。なんでしたら、一緒にゼロの仮面を被りますか?」
「「「いや、それだけはやめて」くれない(か/ぃ)?」」
カレンと藤堂とラクシャータが同時に拒絶を示した。
「いらないよ。仮面は。わたしはずっと君の傍にいるから。団員達が従わないって言うのならちゃんと説得もしてあげる」
「アラン兄上‥‥」
アランの言葉に感動するルルーシュを他所に、「説得」と言ったアランに冷たい物を感じた三人は無言を通した。
「兄上が傍にいてくださるのなら、出来ない事はない気がします」
「わたしもルルーシュの傍にいれば怖い事なんて全然ないよ」
「「一緒に、ブリタニアをぶっ壊(しましょう/そうね)」」
「麗しの兄弟愛」、そう言ったのはラクシャータだったな、と藤堂とカレンはチラとラクシャータを見る。
ラクシャータは最早遠い目をしながら笑うしかないという表情で笑っていた。
藤堂とカレンは「なるほど、あれが正しい処し方か‥‥」と納得した。

これ以降、ゼロの傍には美貌のそれはそれは恐ろしいパートナーが傍にいる事になるが、何故か映像は流れる事はなかった。
更にこの時を境に、騎士団の補給物資は質も量も格段に跳ね上がり、ブリタニアとの戦いを有利に進めて行く事になった。



───────────
作成 2008.05.18 
アップ 2008.06.04 
 


───────────
レイシア様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。

依存してる!?う~ん、自分でも少し疑問に思いますorz
 

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