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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
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★咲様へのリクエスト作品★
(藤堂ルル←メカオレンジ君)

結局、ブリタニアとの最終決戦と思われていた戦いは、『オレンジの寝返り』によって黒の騎士団側の勝利として幕を閉じた。
まともな戦いにすらならないその戦場では、ギルフォードですらどうする事も出来ずに、敗北を余儀なくされたのだ。

政庁の謁見の間に騎士団の幹部と捕虜待遇の総督コーネリアを筆頭としたブリタニア高官が一同に会する。
軍人はコーネリアとギルフォードがいるだけだった。
他の軍属含む軍人達は、武装解除された上で騎士団の団員達に見張られていた。
ちなみに余談だが、白兜のデヴァイサーだけは、危険だと言う事で雁字搦めに拘束されていた。
更に言えば、両手両足が自由な軍属含む軍人達と同じ場所に放り込まれているにも拘らず、誰も拘束を解こうと動く者はなかった。

「ゼロ。まず一つ答えろ。どうやって『オレンジ卿』を手懐けた?」
「姫様。その単語を口になされるのは‥‥」
「知らんな。オレンジ君が勝手にこちらについただけだろう?」
ゼロはコーネリアの問いを一蹴するが、「嘘だ、それは絶対嘘だ。何かしたんだ絶対!」とブリタニア側どころか騎士団幹部達も思っている。

『ゼロッ!大変だ。囲みを突破して「ジェレミア」がそっちに向かったッ!』
団員からの報告が唐突に謁見の間に響き、次の瞬間には轟音と共に壁が一面なくなっていた。

「ジェレミア・ゴットバルト。攻撃を中止しろ。停戦を命じる。動きを止めろ、ジェレミア卿」
ゼロの命令が飛び、ジェレミアが遅れて動きを止めたが、その時にはナイトメアモドキは謁見の間の中に侵入を果たしていた。
『殲滅が未完!条件が残留!止めるは不幸』
「敗北を認めると言って来ているのだ、殲滅の必要はなくなった。暫く大人しくしていろ。それと、それから降りておけ。わたしまで危険だろう?」
オレンジのわけのわからない言い分に、何故かゼロは平気で応じて指示を出している。
ゼロ以外、その最大の謎に首を傾げる者が続出する中、ハッチが開いてジェレミアが降りて来た。
姿を現したジェレミアの変わり果てたナリに、驚愕が室内に満ちる。
『デシタラ、排除が最大イイデシタ?』
「ダメだ。藤堂も騎士団の団員だという事を忘れるな。排除されてはわたしが困る」
それでも続く何故かエコーが効いたメカオレンジの言葉を、平然としたままのゼロは即座に却下してのける。
「って、また藤堂さんッ!?どうしてそう、藤堂さんが目の敵にされているんですか?」
突然入って来た藤堂の名前に、藤堂と四聖剣は特に驚いて、朝比奈が反射的に訊ねる。
「ゼロ、おれも知りたい」
藤堂も気になっていたのか、戦闘も終わった事だしと、訊ねてみた。
「それは‥‥だな。‥‥、話しても良いが‥‥オレンジ君は強いぞ?藤堂、身を護りきる自信はあるか?」
「「「「は?」」」」
ゼロの躊躇った末の言葉に、四聖剣は思わず揃って聞き返していた。
「つまり、これを言ったらオレンジ君の矛先は藤堂に固定されるだろうと予測できるのだが‥‥それでも聞きたいか?」
『貴方様はゼロ~~!!排除が最大!』
「あ、手遅れだったか。藤堂、全力で逃げろッ!オレンジ君がキレた。四聖剣、死ぬ気で藤堂を護れッ!」
「って止めてくれないんですかッゼロ!」
指示を飛ばすゼロに、仙波、卜部が藤堂の前に立ち塞がり、千葉はその場からジェレミアに向けて銃を構え、朝比奈はゼロに意見した。
「手遅れだと言っただろう。説得には時間がかかる。それまで逃げ切れ、藤堂。‥‥それから、コーネリア殿下」
開始された藤堂+四聖剣v.s.メカオレンジの攻防を他所に、ゼロはコーネリアに話しかける。
「‥‥‥‥なんだ?」
「ここは少々危険なようですから、暫く別室で待機しておいてくれませんか?」
「そうだな。バカげたとばっちりはゴメンだ」
「扇。お前達はブリタニア側の者を別室に。一応軟禁という扱いだ。丁重に扱えよ」
「わ、わかった。‥‥それより、あれ、どうにかしないのか?」
扇は頷いて、藤堂と四聖剣以外の幹部を振り返ってゼロに従うように促すと、チラと藤堂達を見て言う。
「‥‥平気だろう?一応、騎士団の団員には手を出さないようには言ってあるのだから、多少は鈍っているだろうし。行け、扇」
「あ、あぁ、わかった。その、‥‥健闘を祈る、ゼロ」
扇達騎士団の幹部がブリタニア高官を連行して謁見の間を去ると、ゼロは溜息を吐いて騒動を振り返った。
変わり果てたメカオレンジ君の繰り出す攻撃を、藤堂がかわし、四聖剣が受け流し、そらし、何とか防いでいるが、そう持ちそうもない。
ゼロは進み出ると藤堂の前に立った。
「これ以上の攻撃は認めないぞ、ジェレミア卿」
途端にピタリと止まるメカオレンジに、「全然時間かかってないじゃないか!」と朝比奈は疲れを覚える。
『邪魔が最大!排除が必須!』
「ダメだと言っているだろう!?」
『信頼が激怒!嫉妬が最大!排除が必須!』
「お前はッ‥‥。‥‥ではこうしよう、ジェレミア卿。藤堂を排除しないのならば、わたしの傍にいる事を認める。排除する気ならば即刻出て行け」
「って認めるんですかッ!?あんなに藤堂さんを目の敵にしているのにッ!?」
「突発的に中佐を狙わないとも限りません。傍に置くのは危険だ、ゼロッ!」
「‥‥藤堂。お前も反対か?」
朝比奈と千葉の言葉を聞いたゼロは藤堂にも尋ねてみた。
「‥‥‥‥ゼロ。彼は君のなんだ?」
何かを悟っているらしい藤堂は、頭から否定せずにゼロに問い返す。
「オレンジ君か?そうだな、昔の馴染み、だな。恐らく何かの拍子でわたしの素性に気付いたのだろう」
「そうか。‥‥という事はおれを狙っているのもその延長線上か?」
「‥‥そうなる、と思うが。どこでバレたんだ?」
首を傾げるゼロに、メカオレンジが声を上げた。
『信頼が激怒!労いが憤怒!雰囲気が!声音が!』
「そ、‥‥そうか。‥‥それで、オレンジ君。どうするんだ?」
『肯定なのデシタ!?‥‥‥‥居場所が幸せ!我慢が最大!』
「わかった。‥‥藤堂。時々、暴走するらしいが、何とか凌いでくれるか?」
「って、ゼロ!本気で傍に置くんですかッ!?」
「むッ、藤堂中佐に危険が及ぶようならば安全な場所に」
「仙波。おれは離れる気はない。決めるのはゼロだからそれは好きにすれば良いが、降りかかる火の粉は払うぞ?」
「当然だな。やられたりしたら、許さないからそのつもりで頑張れ、藤堂」
「わ、わかった。善処しよう」
ゼロの言葉に頷く藤堂を見ながら、千葉は「まさか中佐はゼロと付き合っているのか?」と思ったが、オレンジを警戒して口には出さなかった。



───────────
作成 2008.05.05 
アップ 2008.05.11 
 


───────────
咲様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。


出だしは「メカオレンジ関連」と似た感じになりました。
ナナリーは誘拐されない感じで、メカオレンジは一足早くやって来た、くらいでしょうか。
学園を拠点にするまでもなく戦闘終了っぽい感じですかねぇ~。
 

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ふぁいと!応援しております。
本樹
オレンジ参戦vv藤堂さん怪我にお気をつけ下さい。
2008/05/27(Tue)21:47:14 編集
Re:ふぁいと!応援しております。
闇月夜 零
四聖剣が必死に守る....ハズです。
まぁ、危なくなったらゼロが止めるでしょう(多分
2008/06/30(Mon) 00:49

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