忍者ブログ
コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
| Admin | Write | Comment |
フリーエリア
ギ ア スの小説を書いています。
ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
表現力がなく×ではなく+どまり多数。
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カウンター
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

★明日咲様へのリクエスト作品★
(「攻撃相手が違うだろ!」の続編/ネリ達にゼロバ.レ)

「ジェレミア卿。あのナイトメアモドキを格納庫に戻して来い。それからラクシャータに言って整備もちゃんとして貰え」
『何故デシタ!?貴方様はゼロ!傍に!』
「確かに傍にいる事は認めるといったが、仕事をしないのならば邪魔だ。わかったら今言った事をして来い」
『理解は幸せ!直ちにイキマセ!』
メカオレンジはそう応じると敬礼をして踵を返しナイトメアモドキに歩いていった。
それを見て、藤堂と四聖剣はホッと息を吐いた。
「藤堂。怪我はなかったか?」
「あぁ。‥‥平気だ。‥‥しかし、なるべくと言っていたが、かなり沸点が低そうだったんだが‥‥」
「そうだな。普段は冷めていて穿った見方をする奴なのに、キレるのは早いし、そうなると手がつけられないとの評判は聞いた事があるな」
さらっと言ってのけるゼロに、藤堂も四聖剣もこの先を思ってげんなりとした。
「あのさ、ゼロ。さっき聞きそびれたんだけど、藤堂さんが目の敵にされるのって?」
朝比奈がなんとか気を取り直して尋ね直す。
ゼロは何故か周囲を見回して、他に人がいない事を確認すると、一つ息を吐いてから答えた。
「それは、だな。‥‥わたしが藤堂を特別に想っている事が何故かオレンジ君にバレているからだな」
仮面の正面はさり気に藤堂や四聖剣から外されていて、「ぅお、テレてるのか!?」と卜部はゼロを可愛いと思ってしまう。
「それって‥‥」と朝比奈は聞き返しながら、「今までそんな素振りなんて見た事無いのに‥‥」と首を傾げる。
「それは、恋愛対象として特別、と捉えて良いのか?ゼロ。‥‥ちなみに、両想いですか?中佐」
千葉は何故か冷静に、尋ねるところは尋ねる。
「あぁ。恋愛対象として、だな。わたしはそう言う意味で藤堂が好きなんだが‥‥。何故オレンジ君にバレたのかは不思議に思っている」
ゼロが答えたので、四聖剣の視線は藤堂に向かい、4人は固まって頬を染める藤堂を発見した。
「と、‥‥藤堂中佐?いかがなさったか?」
仙波が恐る恐る尋ねると、藤堂はハッとした後片手で口の辺りを隠した。
「い、‥‥いや。る‥‥ゼロがそんな事を言ってくれたのが‥‥初めてだったので、‥‥な」
テレる藤堂に4人は呆れの混じった驚きの表情を浮かべてしまう。
「そ、‥‥そうだったかな?い、いや。わたしはちゃんと好きだと言った事は有ったはずだ。何度も」
「ゼロ。『恋愛感情として』の好きと言う事ではないか?中佐が聞きなれていないのは。それとも『愛している』とも言ったか?」
「そッ‥‥そんな恥ずかしい事は言えないッ」
「‥‥‥何が言えないと?」
唐突に割って入ってきた声に、ゼロと藤堂と四聖剣は入り口を振り返る。
そこには扇とコーネリアとギルフォードが立っていた。
「扇?何故連れてきた?」
「あその、すまない、ゼロ。‥‥ラクシャータからおれん‥‥じゃなくてジェレミアのナイトメアモドキが来たと連絡が有って、そしたらもう平気だろうって‥‥」
「あぁ、‥‥そうか。扇。オレンジ君はこのまま騎士団に残る事になった。『オレンジ』とは言わないように徹底させておけ。特に玉城に」
ゼロの言葉に、扇は引きつりながらも頷き、気の毒そうな視線を藤堂と四聖剣に向けた。
それからコーネリアとギルフォードをゼロと藤堂達に任せると、扇は今のゼロの指示を徹底するべく、立ち去って行った。

「‥‥で?何が言えないと?」
扇が姿を消してから、コーネリアはゼロに向き直り尋ねる。
「『愛している』とか『恥ずかしい』とか聞こえていましたね、姫様。テロ等をしながら恋愛とは余裕のある事ですな」
「‥‥聞こえていたのか。テロリストだからと全てを諦めなければならない理由にはならないと思うが?」
「ほぉ?それで?黒の騎士団の総司令は誰と恋愛をしていると?」
コーネリアは面白そうに尋ねる。
「‥‥‥これでは立場が逆ではありませんか?もう少し捕虜らしくなさって頂きたいですが?」
「だから抵抗はしていないだろう?それよりも気になるのだから答えよ、ゼロ。まさか『オレンジ卿』か?」
コーネリアの開き直りとも言うべき言葉と、それに続く問いに、藤堂と四聖剣はげんなりとし、ゼロはきょとんとする。
「‥‥オレンジ君?何故そこにオレンジ君の名前が挙がるのですか?」
心底不思議そうにゼロは言って仮面を傾けた。
四聖剣はオレンジとの間に有るのが恋愛感情では有りえない事を知って藤堂の為にホッと息を吐く。
つまりゼロとオレンジの間に有るのはゼロに向かう一方的なベクトルだけのようだ。
「ならば‥‥」
コーネリアが次の人物を挙げようとした時、どどどどど‥‥と地響きつきで派手な足音が近付いてきて、その場の全員が音を振り返る。
『貴方様はゼロ~~~!』
当然ながらやって来たのは、話題に上っていたメカオレンジだった。
藤堂がゼロの前に立ち塞がり、その前に四聖剣が布陣してゼロとの間に垣根を作る。
ギルフォードはコーネリアを庇いつつ下がる。
オレンジはゼロの姿が遠い事に即座にキレた。
『抹殺ッ!滅殺ッ!排除~!』
藤堂は溜息を吐くと「ゼロ下がっていろ」と声を掛けてから四聖剣を従えつつオレンジとの戦闘に突入した。

暫く唖然として先刻に酷似したやり取りを見ていたコーネリアとギルフォードはぽつねんと佇むゼロの呟きを耳にした。
「‥‥良いな。じゃれてるなんて。‥‥わたしは除け者か‥‥」
羨ましそうに呟かれた寂しさ混じりの言葉に、二人は顔を見合わせて笑みを見せる。
さっきまで敵としか思っていなかったというのに、たった一言だけで憎めない存在になった事を互いに確認してしまったのだ。
「‥‥ゼロ。もしかすると先程の話は『奇跡の藤堂』か?」
質問者がコーネリアとは思っていないのか、ゼロは戦闘を見ながらこくりと頷いた。
その仕草があまりにも可愛く見えてしまってコーネリアはうろたえた。
そしてそれは側で聞いていたギルフォードにしても同じだった。

いい加減うんざりしてきた朝比奈は「やっぱりゼロに止めて貰おう!」と思ってゼロの姿を探し、そして声を上げた。
「ゼロぉ!何呑気に敵将と井戸端会議なんてやってるのさ。まずはこれどうにかしてからにしなよー」
半分以上オレンジをコーネリアに嗾ける為だったのだが、オレンジは全く反応せずに藤堂との戦いに終始している。
当然ながら朝比奈は疑問に思った。
仲の良さそうなゼロとコーネリア、コーネリアが側にいても藤堂の時のようにキレないオレンジ、何かおかしい。

「ちょっと待った~~~~!!!」

朝比奈は声を張り上げ、藤堂とオレンジとの戦いも止まって朝比奈は注目を集めた。
「藤堂さん。一つ聞いても良いですか?」
その朝比奈の言葉に嫌な予感を覚えた者は二名。
ゼロと藤堂は揃って「気づいたか‥‥」と苦く思い、この場でそれを言われるとどう転ぶか判らなくて「危険かも知れない」とも思うのだ。
なので、藤堂の答えは「ダメだ」の一言だったりする。
一瞬漂う「さてどうしたら?」と言った空気に、動いたのはオレンジで、ゼロに向かって突進する。
その勢いにゼロが思わず後退したら、今度はコーネリアとギルフォードが間に立ち塞がっていて藤堂と四聖剣を驚かせた。
そして更に驚いた事に、オレンジが勢いを止めて手前で立ち止まった事だ。
『‥‥‥‥‥貴女様は皇女殿下‥‥‥』
まるで今気づいたとでも言うように、オレンジはぽつりと呟いた。
オレンジの言い回しに「あれ?」と思った者が順次ゼロに視線を向けて行き、集まった視線にゼロは嘆息した。
「‥‥‥‥まさかとは思うがゼロ、お前‥‥‥」
ゼロは仮面の下で気づかれないように藤堂を見て、藤堂もまた諦めに近い表情を見せているのに気づいてゼロは肩を竦めた。
「その通り、だと申し上げればどうなさいますか?」
ゼロとコーネリアの意味深な会話に、ギルフォードと四聖剣が首を傾げる。
「‥‥なるほどな?オレンジ卿がゼロについた時点で気づくべきだったな、すまない。わたしもお前に味方しよう。構わないだろう?」
「姫様ッ!?」
ギルフォードの驚きの声が広間に響き、ここまでとは思っていなかったギルフォードは主を凝視する。
「‥‥‥‥本当に宜しいのですか?わたしは‥‥」
逆にゼロは戸惑った声音で問いかける。
「構わない。クロヴィスとユーフェミアの事は確かに残念だし悲しかったし辛かった。‥‥だが、お前のそれに比べればまだマシなのだと思うからだ」
コーネリアはそう言ってゼロを抱きしめた。
オレンジは黙ったままだったが、若干二名が動く。
「姫様ッ!」
「ゼロッ!」
ギルフォードがコーネリアをゼロから引き離し、解放されたゼロを藤堂が庇う。
そして途端に騒ぎ出すオレンジは暴れだす前になんとか四聖剣の男三人が押し留める事に成功した。
「‥‥第二皇女。弟妹の死を構わないと言い、ゼロを抱きしめたのは何故か話して貰おうか?」
千葉がコーネリアに向かって詰問する。
「‥‥そうか。『奇跡の藤堂』とオレンジ卿は知っているようだから言うが、ゼロも我が弟だ。それと知って敵対し続ける事などは出来ない」
「「「「「‥‥‥ッおとうと~~~!???」」」」」
四聖剣とギルフォードの声が重なる。
「ぁーあ。バレたぞ、藤堂。後で四聖剣には口止めしておけよ」
ゼロは藤堂の腕の中に納まったまま、嘆息してから藤堂に指示を出す。
「‥‥判っている」
藤堂はゼロを抱きしめる腕に力を入れながら憮然として応じた。
もっとも四聖剣が藤堂に従わない事はほとんどないので、口止めは楽勝だろうとは思う藤堂だが。
「‥‥ところで『奇跡の藤堂』!いつまでゼロを抱きしめている!?オレンジ卿。引き剥がせッ!」
コーネリアの声にオレンジがバージョンアップしたのに気づいた四聖剣は慌てて抑える手に力を込めた。
四人に共通する思い、それは「従う相手が違うだろッ!オレンジ~~~!!」というものだったはずだ。



───────────
作成 2008.06.14 
アップ 2008.06.26 
 


───────────
明日咲様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。

か、辛うじてネリ様とギルにバレましたが.......orz。
そして、四聖剣にも皇族バレ......。
バレ方が今一つな気がしますね。
もっとオレンジ君を使いたかったんですが....玉砕しました。
まともな文章、最早書けないのか、わたしは!?
 

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示
このお話好きですv
本樹
オレンジ卿が二人が恋仲なのを知ったのは熱探知による物でしょうか?

藤堂さん苦労しそうですね…

この話はまだ続きますよねvもっと見たいvvv



前の返信の返信ですが発想力有ると思いますし、お話も面白いですよ。いつも精進しようとする管理人さんのその心意気も素敵です。

此処のサイトさん好きですよv
2008/07/06(Sun)22:09:23 編集
Re:このお話好きですv
闇月夜 零
*熱探知というか、ルル(ゼロ)の雰囲気や言葉の端々からオレンジ卿の主観混じりに洞察した結果?な感じだと思います。
*苦労...するでしょうね。
何と言ってもネリ様もギルも合流して、ネリ様はオレンジ卿使う事を覚えましたし。
藤堂さんと四聖剣は大変そうです。
*えーっと。書き逃げな感じで続ける予定はありませんでしたが。
続きが思いつくような事があれば、ひょっこり本館の「審判の間」に載るかも知れません。

*返信の返信
ありがとうございます。
発想力というか、一度思い浮かぶと他の考え方が出来なくなるというか。
なので貧困というよりは固定観念なのかも知れないですね。
これからも精進したいと思います。
2008/07/07(Mon) 02:04

この記事にトラックバックする



この記事へのトラックバック
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[162] [161] [160] [159] [158] [157] [156] [155] [154] [153] [152]

Copyright c No.1(再録用ブログ)。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]