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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ゼロ(ルル)至上主義です。
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★本樹様へのリクエスト作品★
(むっつり藤.ル.ル/シュナの引き抜きに揺れるゼロ/引留め工作)

「ゼロの部屋に戻る」と言って2階に行ったはずのC.C.がいくらも経たない内に降りて来た。
「あれ?‥‥上がったんじゃなかったの?C.C.」
戻ってきたC.C.に気づいたカレンが声を掛ける。
「そのつもりだったんだが、あんなところ、いられないから戻って来たんだ」
不機嫌そうに、そして元気もなさそうに応じたC.C.は手近なソファにボスンと身を沈めた。
「いられない‥‥って、藤堂さんまだ戻ってませんけど?」
朝比奈が不思議そうに首を傾げながら声をかけた。
「そうだな。だからいられないんだ。全くあの馬鹿」
「ちょ‥‥まさかそれ藤堂さんの事じゃないだろうね?」
「違う。藤堂は堅物と言うんだろう?‥‥まぁ、堅物というのも違うのかも知れないが」
「ちょ‥‥C.C.ならそれってゼロの事を言ってるわけ!?」
朝比奈の抗議を退けたC.C.に今度はカレンが喰ってかかる。
「あんな奴、馬鹿で十分だ。‥‥というか、お前等安心しろ?どうやら、藤堂が説得に成功したらしいぞ?」
「「へッ!?藤堂さんが!?」」
カレンと朝比奈の声が重なる。
「あぁ。『第二皇子のところへは行かせない』とか藤堂が言っていた。」
C.C.がそう言った時だった。
「なッ‥‥。C.C.お前聞いていたのか!?」
慌てたゼロの声が頭上から降ってきたのは。
驚いた1階にいた幹部達は、そろそろと頭上を振り仰ぎ、ゼロと、その横にいる藤堂の姿を視認したのだった。

「聞かれて悪い事だったのか?」
「それを当人達のいないところで言うのが悪いと言っているんだ」
「なら、今なら当人がいるのだから言っても良いんだな?」
いつも通りのゼロとC.C.の言い合いに、頭を抱えたくなる幹部達だが、それでは一向に話は進展しない。
そんな事はみんな承知しているので、頭を抱えたくなるのを我慢して二人の言い合いを止めにかかった。
「ちょちょちょっと、待ってください、ゼロッ!それにC.C.あんたもよ」
カレンがまず声をかけて止める。
「ゼロ。それに藤堂さん。降りて来てくれないか。話を聞きたい事が、あるんだ」
扇がまだ2階部にいるゼロと藤堂に声をかけると、息を吐いたゼロに次いで藤堂も階段を下りてきた。
幹部達はそれぞれ動いてゼロと藤堂の場所を空ける。
空いた場所に座った二人は、「それで?」と扇を見る。
「えっと、今C.C.の言った、『藤堂さんが「第二皇子のところへは行かせない」とゼロに言った』というのは本当ですか?」
扇が藤堂に尋ねる。
「あぁ、確かにそう言ったな」
「えっと、じゃあ、C.C.が『藤堂さんが説得に成功したらしいぞ?』って言ったんですけど、それも本当ですか?」
朝比奈の問いかけに、しかしゼロと藤堂は顔(片方は仮面だったが)を見合せただけで無言を通した。
「‥‥中佐?」
黙る藤堂に千葉が声を掛ける。
「おれは確かにそう言ったが、ゼロの返答はまだ貰っていない。説得が成功したとは思っていなかったのだが?」
「ていうか、藤堂中佐は全然ゼロの引き留め作戦に参加してなかったから、成行きに任せてるんだと思ってたんだけど、違ったんですねー」
卜部が少しばかり驚いた表情を浮かべながら藤堂を見ていた。
「‥‥言っただろう?おれの我が侭と承知しているが、ゼロには行かないで欲しいと」
藤堂の再度の言葉に、四聖剣は4人とも頷き、くるりとゼロを見た。

「「「「ゼロ。藤堂中佐(さん)はこのように言っています。ですから、どうか騎士団に残り、第二皇子のところへはいかないでください!」」」」

四聖剣は声を揃えてそう言って、頭を下げた。
これにはゼロも、藤堂も、他の幹部一同も驚いた。
しかし、驚いてばかりもいられない。
「ゼロッお願いします。騎士団に!わたし達のところに残ってくださいッ!!」
いち早く我に返ったカレンが次いでそう言うとがばっと頭を下げる。
「ゼロッ頼む。おれ達にはゼロが必要なんだッ!」
扇もまたそう言ってやっぱり頭を下げた。

「「「「「ゼロッ!!頼むから残ってくれ!!!」」」」」

他の幹部一同もまたそう言って倣った。
「‥‥‥‥‥‥ッ」
「ゼロ。どうやら、みんな君を必要としているようだ。これでも第二皇子の誘いに乗るか?」
頭を下げて頼む幹部達に、気押されるように息を呑む声が仮面から漏れ、藤堂が尋ねる。
「‥‥ッ言っておくが、わたしを引き留めたからにはこれまでのようには行かないからそのつもりでいろよッ!」
ゼロはそれだけを言うとふいっと仮面をそむけてしまった。
「テレているのか?存外可愛いところもあるじゃないか?なぁ?」
C.C.のからかい口調の声に誘われて頭を下げていた幹部達がそろそろと身体を起こす。

そんな幹部一同の目に飛び込んできたのは。

キッとC.C.を睨みながらゼロを抱き寄せる藤堂と、まるで恥ずかしがるように藤堂の胸に仮面を埋めるゼロの姿だった、とか。



───────────
作成 2008.08.11
アップ 2008.08.20
 


───────────
本樹様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。

............あれ?引き留め工作が計画倒れになりましたorz。
「祭りは準備期間が一番楽しい」との格言(んなものはない)通りに。

「むっつり」がどうにも表現できませんでした。
というかシュナ様話にしか出てきませんでしたし、
色々ダメダメな気がしてなりません。

やはり忙しかった期間中に色々風化したとしか思えず、
ほんっきで尻切れというか尻つぼみな感じが漂いますが、
これでいかがでしょうか?
 

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