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(藤ルル前提/藤+四(-朝)/ギャグ?)
誰かが入ってくる音が聞こえて、仙波と卜部、千葉の3人は扉を振り返る。
やってきたのが藤堂と判り、堪える間もなく、思い切り噴き出した。
普段落ち着いた3人が見せる転げるような笑い方に、藤堂は入ってすぐに足を止めた。
有り得ないものを見るような目で見ていたが、一向に収まる様子を見せない3人に藤堂は口を開いた。
「‥‥何故笑う!?」
「も、‥‥申し、訳ありま‥‥せぬ」
笑い過ぎてまともに話せない状態でも何とか言葉を出そうとした仙波が謝るがそれも続かない。
「‥‥り、‥‥理由はッ‥‥朝比奈にッ‥‥‥聞いてください」
千葉が何とかそう言って、それでも笑いの発作は納まらないのかお腹を抱えていた。
卜部などは声もなく笑っていて既にかなり苦しそうである。
藤堂は「‥‥壊れたか‥‥」と内心呟くと、少し離れた場所に座った。
藤堂が事情を聞いて渋面を作るまでには、まだ少し時が必要だった。
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2008.06.03作成
2008.06.12-2008.06.18up
2008.07.03再録