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(藤ルル前提/藤+四/ギャグ?)
朝比奈が部屋に入ると、途端に視線の集中砲火を浴びて怯んだ。
ゼロと話をしてきたばかりだと言う事も有って、ダメージは大きい、かなり。
特に藤堂の視線がかなり怖く、朝比奈は逃亡したいと切望した。
「‥‥朝比奈、貴様‥‥」
低い、藤堂の声が、逃亡を未然に防ぎ、いや塞ぎ、退路を断たれて朝比奈はすごすごと進む。
「な、なんですか?藤堂さん」
へらり、と笑いながら朝比奈はそう尋ねる。
「誰がなんだと?」
完全に目が据わっている藤堂に、残る3人はほんの少しの同情を篭めた視線を朝比奈に向けた。
「えッ‥‥と。だってさっきゼロは認めましたよ?『知ってたのか?』って聞かれたくらいですし」
とゼロを持ち出してみた。
驚きに目を見開いた仙波、卜部、千葉はバッと藤堂を振り返り、再び笑い出してしまう。
藤堂は「それは違う」と言いたかったのだが、その後の説明が出来ないので黙るしかない。
藤堂は笑う部下を前に果てしなく落ち込んでいた。
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2008.06.04作成
2008.06.14-2008.06.23up
2008.07.04再録