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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ゼロ(ルル)至上主義です。
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★レイシア様へのリクエスト作品★
(ルルーシュにやさしい話/目指せスザク糾弾皇族批判と言う感じでなおかつルルーシュ(ゼロ)争奪戦in黒の騎士団)

その日、ルルーシュはゼロとしていつものようにアジトに行き、いつものように過ごすはずだったのだが。
ゼロは会議室のいつもの席に座り、「何故自分は騎士団の活動をするでもなく、ここに座っているのだろう」と、内心で首を傾げていた。
そう、それが半分以上自分の蒔いた種であったとしても、首を傾げたくなるのは致し方ない。

事の起こりはディートハルトのいつもの一言だった。
「ゼロ、今日もお美しい。いつまでもお慕い申し上げます」
ディートハルトのこの手の発言はいつもの事なので、ゼロはあっさりスルーして書類から目を離さない。
しかし、ディートハルトはゼロの仮面の何を見て「美しい」などとほざいているのかと、ゼロは毎度ながら不思議には思う。
ゼロが無反応だと諦めがつくのか、暫く待った後ディートハルトは下がるのだが、この日は違っていた。
「ゼロ~。おれも君が好きだよ~」
何を思ったのか、朝比奈が参戦してきたのだ。
「むッ。ゼロはわたしが」
「変態カオスは黙ってろ。ゼロに移ったらどうするのさ」
そして、参戦者は朝比奈だけではなかったのだ。
カレンが、藤堂が、千葉が、更にはラクシャータや井上や扇や玉城までもが名乗りを上げるに至って、ゼロはキレた。

「黙れッ。一体なんの冗談だ?」

「冗談なんかじゃない。わたしはゼロが好きなんだ」
千葉が切々と訴える。
「お前等どうかしたのか?素顔も見せない、素性も明かさない謎しかないようなわたしの何処が良いと?」
ゼロは集まってきた幹部達を見渡して尋ねる。
「あらぁ?謎だらけってわけじゃないわよぉ。少なくともぉ、わたしは貴方の事を知ってるしぃ。その上でこうしてるんですものぉ」
ラクシャータはそう言って、「好きですよぉ、とってもぉ」と続ける。
「おれも、君の事を知ってる。君が何故ゼロになったのか、何を望んでいるのかをおれは知っている。だからこそ一番近くで守りたいと思う」
藤堂もまたゼロの言葉を否定して「好きだ」と訴える。
「わたしだって知っているわッ。そりゃ、初めは驚いたけど、今はそんな事はどうだっていいんです。貴方が何の為に戦っているのか判ったから」
カレンもまたそう言って告白を続ける。
「知っている‥‥ですって!?それは重大なフライングではないですか。情報は共有するべきです。是非教えなさい」
ディートハルトは3人に迫り、「プライバシーは何処に行った?これだから報道関係者は!?」的な発言をする。
「言うわけないでしょ。ライバル増やすようなマネ誰がするもんですかッ」
カレンは突っぱね、藤堂とラクシャータは初めから取り合わない。
ゼロは混乱した。
ルルーシュの時にさえ、これだけ多岐に渡った大人数に一度に告白された事はない(大体が一人ずつおこなうものだろう?)からである。
いや、それ以前に、「いつから気付いていたんだ?藤堂にラクシャータにカレンはッ」とも思うわけで。
「この中から誰かを恋人に選んでくださいッ」と口を揃えて言う彼等に、ゼロはうっかり頷いていた。
気付いたのは、頷いたゼロに彼等が歓声を上げた時だった為、取り下げる事は最早不可能だった。
「‥‥ッ言っておくが、わたしの一番は既に決まっている。それを変えるつもりは毛頭ない事は念頭に入れておけ」
と、ゼロは負け惜しみのように言った。
「勿論よ」「無論、承知の上」「当然よねぇ」
ゼロの正体を知るという三人が間髪入れずに首肯したので、他のメンバーもまた頷いた。
その「一番」というのはゼロにとって神聖な者なのだと理解したからである。
「それと、わたしから、誰と付き合うとはすぐには決められない。それでもすぐに決めて欲しいと言うのならば、一つ考えがないでもないが‥‥どうする?」
ゼロのそう続いた言葉に、一斉に頷いた幹部達を見て、ゼロは低く「判った」と告げた。


そして今に至るのだ。
ゼロは会議室に座り、黙って時を待っていた。
同様にして座るのは、ディートハルトとラクシャータ、扇、玉城、井上だった。
ゼロと彼等は、藤堂と四聖剣とカレンが首尾よく事を運んで戻ってくるのを唯待っていたのだ。

バタバタと騒がしい足音を響かせて、次いでバタンと扉を開けて入ってきたのはカレンだった。
「ゼロ!首尾良く作戦終了です。今藤堂さん達も来ます」
「ご苦労。‥‥しかし、今更だが、本当にやるのか?‥‥争奪戦を」
「「「「もっちろん!」」」」
声を揃えて頷く一同に、「性格変わっているだろう、お前等。特に扇。ノリが良過ぎだ」と疲れた思考回路でゼロは思う。
そこへ、藤堂と四聖剣が戦場で捕らえてきた枢木スザクを引っ立ててやってきた。

ゼロの出した条件、その一つ目が「とりあえず枢木スザクを連れて来てから始めよう」だった。
理由を聞いて納得した一同は、ゼロに計画を練って貰って、藤堂と四聖剣、カレンとC.C.とで出かけていって見事に枢木スザクを捕虜として戻ってきたのだ。

ここに、「ゼロ争奪戦in騎士団」の準備は整っていた。

後編に続く。

───────────
作成 2008.04.21 
アップ 2008.04.25 
 

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