忍者ブログ
コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
| Admin | Write | Comment |
フリーエリア
ギ ア スの小説を書いています。
ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
表現力がなく×ではなく+どまり多数。
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カウンター
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

★砂伊様へのリクエスト作品★
(ルルーシュ皇子時代、ロイドさんと楽しくシュナイゼル兄さまで遊んだ話)

ルルーシュの部屋に戻ると、ルルーシュとロイドがシュナイゼルを振り向いた。
ロイドは驚いた様子だったが、ルルーシュは平然としていて予測していたのだと知れる。
「母上を味方につけたようですね、義兄上」
ルルーシュがそう言って挨拶をする。
「‥‥‥‥って、誘惑!?殿下、マリアンヌ様だけはおよしになられた方が宜しいですよー」
ロイドは目を見開いて驚き、忠告する。
「挨拶をしただけだ。おかしな邪推はやめたまえ、ロイド。ルルーシュが本気にしたらどうする?」
シュナイゼルはほんの少し眉間に皺を寄せてロイドを睨み据えて言う。
「‥‥‥‥その時は『義兄上』ではなく、『義父上』と呼びましょうか?」
ルルーシュもやっぱり渋面を作ってそう言うと小首を傾げた。
「あらー。距離が遠くなりますね~、殿下ー」
「ルルーシュ。そんな事にはならないから、今まで通り『兄上』と呼んでおくれ」
シュナイゼルはロイドの言葉を無視してルルーシュに優しく訴える。
すると今度はロイドがシュナイゼルを無視してルルーシュに話しかけるのだ。
「あぁ、そういえば、ルルーシュ様」
「どうした?ロイド」
「先程は途中になってしまいましたけどー、答えてくださるのですよねー?」
ロイドはそう応えてルルーシュを抱き上げた。
「なッ!ロイドッ!ルルーシュを即刻降ろしたまえ!そのようなうら‥‥おこないは皇族に対して無礼だろう!」
シュナイゼルが慌てて友人の行動を諫め、抗議する。
途中に混じった本音に、ロイドは笑い、ルルーシュは気づかない。
「義兄上、このくらいは構いませんから。義兄上の友人なのでしょう?喧嘩は良くありませんよ」
「ほーら殿下。ルルーシュ様は良いって仰られてるじゃないですかー」
にこにこと優越感に浸るロイドはシュナイゼルに対して得意満面に言う。
「ルルーシュ。以前から思っていたが、君はロイドに少々甘くし過ぎてないかぃ?」
「そうですか?‥‥それでロイド、先程の話とは何の事だ?」
「ですからー、ぼくの事、好きですかー?」
これまたにこにこと笑うロイドに「まだ言っているのか‥‥」とルルーシュは呆れる。
しかしシュナイゼルの心は穏やかではいられなかった。
ふるふると握った拳を震わせるシュナイゼルにロイドは気づくがルルーシュは気付いていない。
「ロイド・アスプルンド。今すぐ、ルルーシュを降ろしたまえ」
シュナイゼルの低い声音にロイドは「少し遊びが過ぎたか‥‥」と思って今度は素直に指示に従ってルルーシュを降ろした。
「あぁ、ロイド。義兄上がスッ飛ばした場所に置いて来たメモを回収して来てくれないか?」
「あぁそうですね、わかりました。すぐ戻りますから」
ロイドはルルーシュにそう答えると部屋を出て行った。
「ルルーシュ。‥‥ロイドに告白されたのかぃ?」
シュナイゼルの突然の言葉に、ルルーシュはきょとんと首を傾げる。
「告白‥‥ですか?」
「今、ロイドが『ぼくの事、好きですか』と聞いていただろう」
「ロイドの事は好きですよ?義兄上もだからロイドと友人をしているのでしょう?」
重ねて問うシュナイゼルに、ルルーシュはあっさりと答える。
本人にでなければ、さらっと言えるルルーシュは気負ったところは全くない。
「ならわたしは?ルルーシュ。わたしの事は好きかぃ?わたしは君の事がとても好きなんだが」
シュナイゼルの突然の告白に、ルルーシュはしかし「またか‥‥」と思う。
今日は何かと本人から「好きか?」と尋ねられ、ルルーシュは「何の日だろう?」と首を傾げてしまう。
そこへ脱兎の勢いでロイドが駆け戻って来る。
「ただ今戻りました、ルルーシュ様!」
汗一つ流さず、呼吸も乱していないロイドに、メモを置いた残りの場所を思い浮かべたルルーシュはあまりの速さに呆れた。
「そんなに急がなくても良かったのに。誰かにぶつかったりしてないだろうな?」
「勿論ですとも、ルルーシュ様。それにルルーシュ様に早く再会したかったものですから」
やっぱりにこにことロイドは応じる。
「‥‥ルルーシュ。わたしの事、好きかい?」
再び尋ねる忘れられた感を覚えたシュナイゼルに、ロイドはルルーシュの解答を知っていてにやりと笑う。
「‥‥それは秘密ですよ?シュナイゼル義兄上」
「そうそう、それは秘密ですよ?殿下」
ルルーシュとロイドはそう言って顔を見合わせると、くすくすと笑った。
憮然としたシュナイゼルと、にこにこ顔のロイドがルルーシュの部屋から去ったのはそれから暫く後の事。

シュナイゼルの部屋に辿り着いた二人は、立場を入れ替えてシュナイゼルの怒りの嵐をロイドは甘んじて受けていたとか。



───────────
作成 2008.05.10 
アップ 2008.05.20 
 


───────────
砂伊様へ。

お気に召していただけましたでしょうか?
リクエスト内容に合致しているかはいまいち不明ですが、
どうぞ、お受け取りください。

あれ?なんだかルルーシュ殿下最強の話になったような気がします。
ルルーシュはロイドとシュナイゼルで遊んでいる模様...。
そしてルルーシュとロイドが一緒になってシュナイゼルで遊びます。
何気に母も強しですが。
 

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示

この記事にトラックバックする



この記事へのトラックバック
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[128] [127] [126] [125] [124] [123] [122] [121] [120] [119] [118]

Copyright c No.1(再録用ブログ)。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]