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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ギ ア スの小説を書いています。
ゼロ(ルル)至上主義です。
騎士団多め。
表現力がなく×ではなく+どまり多数。
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※「17話の後」の続きです。

その日、生徒会室には会長のミレイと副会長のルルーシュしかいなかった。
リヴァルは他校との打ち合わせにニーナを連れて出掛け、シャーリーは水泳部へ、スザクは軍、カレンは休み‥‥と都合が付かなかったのだ。
先に来ていたミレイが、珍しく一人ポツンとする事もなくぼんやりしているところへ、ルルーシュがやって来たのだ。
少々暇を持て余していたミレイは、早速ルルーシュをからかって遊ぼうと思い振り返ったのだが、瞬時に固まった。
普段のルルーシュからは考えられない程、沈痛な表情を見せていたからで‥‥。
「‥‥‥‥どう、なさいました。ルルーシュ様‥‥」
と、思わず呟いてしまったほどである。
ルルーシュは苦笑を洩らす。
「‥‥ミレイ。今まで世話になった。書類はここにある。おれは、本国へ転校する事にしておいてくれ。‥‥ナナリーと共に」
ミレイは驚きに目を見張る。
「なッ‥‥一体、何が‥‥まさかッ、見つかって‥‥?」
「まだ、今は見つかっていないだろう。‥‥だが、最早時間の問題だ。‥‥おれは先に消える。‥‥ミレイには、ナナリーを頼みたい」
「‥‥しておいてくれ、という事は、実際には違う、という事ですね?それは?わたしは‥‥貴方についていきたい」
ミレイの頭には、アッシュフォードの家の事も、学園の事も、学友の事も有ったけれど、それでもと性急に訊ねていた。
「‥‥良いのか?今まで良くしてくれたアッシュフォードにも、迷惑はかけたくないのだが」
「構いません。わたしは貴方を選びます。それは祖父にも既に伝えてある事」
「‥‥では、これを。確か、まだ婚約は解消していないな?‥‥ロイドとは」
ルルーシュの言葉に、ミレイは顔を顰める。
「‥‥それって、もしかして、わたし、ダシにされてました?」
「さぁな、それはロイドに聞け。‥‥託として、『最後のチャンス、返事は即答』‥‥だな。頷いたならばここへ連れて来てくれ。待たせておく」
「待たせておく?‥‥つまりルルーシュ様はいらっしゃらない?」
「おれには他にする事がある。‥‥ナナリーを無事キョウトへ届けて欲しいんだ」
「‥‥わたしが貴方の騎士になりたがっていたのは知っているでしょう?貴方の大切なナナリー様の事は任せてください。‥‥ただ、また会えますね?」
「‥‥約束しよう。‥‥ナナリーを頼む」
「イエス、ユアマジェスティ」
満面の笑みで、ミレイは応じた。


特派のトレーラーを覗くと、以前も対応に出てきていた確かセシルと言う女性士官が顔を出した。
「あら、貴女、ロイドさんの婚約者の‥‥?」
「は、はい。あの、ロイド伯爵、いらっしゃいますか?」
「ちょっと待ってくださいね。‥‥ロイドさん、お客様ですよ~」
背後を振り返ったセシルが、トレーラー内に向かって声を荒げた。
「ん~。ぼくに~?上がって貰って、セシルくん」
どこか上の空で返って来た声に、セシルは振り返り様にっこりと無理やり笑顔を作っているような顔で対応した。
「入ってください。危険ですから、コード類には触れないようにお願いしますね」
言われて頷くと、セシルの後ろを大人しく付いていき、ロイドの元へとたどり着いた。
隣にいるのは枢木スザクだ。
「‥‥あれ、ミレイ会長?」
スザクの驚いた声に、ロイドが顔を上げて振り向いた。
「おやぁ~。これはこれはー、婚約者殿。今日はどーしたのかなぁ?」
「‥‥今日はこれを届けたくて参りました。ロイド伯爵。出来れば早急に目を通して頂き、返答を、との事ですので‥‥」
「んー」
ロイドは生返事を返した後、わたしの差し出した手紙を取るでもなく、手元の書類へと視線を移した。
「ロイドさんッ」
セシルの声に、やっとロイドは少し慌てながら手紙を受け取った。
「怖いな~セシルくんは。‥‥んーどれどれ。‥‥‥‥」
手紙を開いて一読していたロイドは、ピタリと動きを止めた。
「ロ、ロイド‥‥さん?」
動こうとしないロイドに、セシルが訝しげな声をかけた途端、ロイドは爆笑した。
「あー‥‥あはははははは~。おーけー、おーけー」
笑いながら立ち上がり、それでもお腹を押さえながら、セシルとスザクに視線を向けた。
「セシルくん、後は任せるね~。スザクくんのデータ取ってあげて。ぼくは、これからデートだから~」
「ちょっ、‥‥本気ですか?」
手紙に、何が書かれていたのかは知らないけれど、突然デートなどと言われては驚くしかないと、ミレイは思うけれど口は勝手に動くモノ。
「本気本気~。善は急げ~。それに二人はとっても優秀~。さぁさ。でましょでましょ♪」
ミレイの背中を押すようにトレーラーから出、その後は腕を引っ張るようにしてその場を後にした。
トレーラーの外まで見送りに出たセシルとスザクは、何も言えないまま二人を見送ったのだった。

「‥‥で?説明してくれるかな~。なんで、君がこれをぼくに持って来たのか~を~」
ロイドに問われてミレイは首を傾げたので、ロイドは手紙をミレイに見せてやる。
『祖国を裏切る気はあるか?』
文面を見て、ミレイは絶句する。
「‥‥‥‥これは?」
ロイドが特派を出てきてここにいる以上、この文面に賛同したという証なのだが。
「で?我が君はどこ~?」
ロイドは嬉しそうに言っているものの、その目は笑っていない。
ミレイはもう一通の手紙を差し出した。
「ここまで来たら渡すように頼まれていたの。確かに渡したわよ」
「あは~。もしかしてぼく達、同じ立場~?だとすると、婚約破棄だね~。それとも連絡取り易いように暫くこのままかな~?」
「‥‥なら、貴方も騎士に立候補中?」
「そーだよ~。しかし、我が君があれ程大切にしていた妹姫を任されるなんて‥‥。これは気が抜けないね~」
「立候補中」という言葉に否定しないまま、「我が君」と言い切ったロイドは、渡されたばかりの手紙をミレイに差し出した。
訝しげに眉を寄せてから、ミレイは受け取って文面に目を通す。
『妹をキョウトに預ける手はずを整える。最も確実なのは「黒の騎士団」経由だと判断した。
その後、キョウトの桐原を経由して皇の元へ預けられたし。‥‥‥‥頼んだ』
「‥‥‥‥そっけないですね、これ‥‥」
ミレイは学園での様子を知る分余計にそっけなく感じてしまう。
呆れながら手紙をロイドに返すと、ロイドはおもむろにライターを取り出して手紙に火をつけた。
「なッ、‥‥何をしてらっしゃるんですか?」
「んー?危ない文面の手紙残しておくわけにはいかないからね~。万が一落としたりしたら大変だし~」
完全に紙を燃やし、火が消えるまでを目で追っていたロイドは、ミレイに視線を戻した。
「で?これからお迎えに?それとも日を改めてかな~?」
問われてミレイは腕時計に視線を落とす。
「そろそろ到着の時間だわ。ここで待ち合わせをしているのよ」
ミレイは言って周囲を見渡した。
するとそれを待っていたかのように、車椅子に乗った少女とそれを押す女性が姿を現した。

───────────
作成 2008.01.12 
アップ 2008.02.11 


───────────
ナナリーin騎士団【1】生徒会室(ルル+ミレイ)、ミレイ+特派。

ミレイとロイドが騎士志願設定....(汗
....これもライバル関係と言うのでしょうか?
あっさり周囲を切り捨てるミレイと仕事ほっぽり出すロイド....似たもの同士か(汗
そして主の大切な者の護衛に入ります。
.........in騎士団とか言いながら、素通りするだけか?もしかして?

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