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(「災厄は突然に」設定/藤ル.ル)
ふとルルーシュ君が時計に視線を向けたのに気付いた。
同じように視線を向けると夕方になっている。
今日は色々と有って、結局四聖剣の誰にも会わずじまいだった。
所謂所在不明で心配しているだろうか、と今更ながらに思う。
それからハッとしてルルーシュ君を見る。
「表に、連絡をしなくても良かったのか?確か昼には表に戻ると昨日‥‥」
本当に色々と有って忘れていた。
「メールは入れておいた。流石に藤堂の声で連絡を入れるわけにはいかないだろう?」
「おれが‥‥」
「いや。目が見えない分、鋭いからな。多分バレる」
「なら、周囲の人にでも‥‥」
「それもダメだな。揃って聡い連中ばかりだからやっぱりバレそうで」
おれの提案に、ルルーシュ君はことごとく首を振り続け、結局連絡はなされなかった。
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2008.07.22作成
2008.07.24-2008.07.28up
2008.08.17再録