(「今日はゼロの日(違)」設定/過去捏造/皇族)
「‥‥それは?」
コーネリアは首を傾げて尋ね返した。
「ここでは見かけないでしょうね。必要ないんですもの」
マリアンヌは口元に笑みを浮かべながらもそう応じる。
「必要ある方が問題だろう‥‥」とマリアンヌの話を聞いていたシュナイゼルとコーネリア、そしてルルーシュは思う。
なんと言ってもここは皇族の住まう場所なのだから。
「みんなでやるのですか!?」
ユーフェミアが瞳を輝かせて尋ねる。
「えぇ。そうですわ。みんなで、協力し合って」
「わたしにも出来るの?お母様」
ナナリーもまた期待に満ちた瞳をマリアンヌに向けて言う。
「ここでない場所でならば出来るわね」
マリアンヌは答える。
「ナナリー、ユフィ。外に行けるくらい大人になったらみんなでやろう」
ルルーシュが楽しそうな妹達を見ながらそう言った。
「本当!?ルルーシュ」
「本当ですか?お兄様」
ユーフェミアとナナリーは喜んでルルーシュに飛びついた。
「良いね。その時はみんなに呼びかけて盛大にやろうか」
いきなり飛びつかれたルルーシュが倒れそうになるのを支えたシュナイゼルが提案する。
「それは良い考えですね、シュナイゼル義兄上。ならば軍を上げてでも協力させましょう」
コーネリアもまた二つ返事で頷いて意見を述べた。
「「「「「5月30日が楽しみ(だ/です)ね」」」」」
マリアンヌはそれを楽しそうに見ていた。
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2008.06.04作成
2008.06.08-2008.06.12up
2008.07.07再録
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