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コードギアスの二次創作サイト。 ルルーシュ(ゼロ)至上主義です。 管理人は闇月夜 零です。
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ゼロ(ルル)至上主義です。
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★未来(みく)様へのリクエスト作品★
(ルルーシュ=枢機卿猊下/枢機卿権限(皇帝を超える程のものと捏造)で日本を手に入れ、楽園を築く)

珍しく生徒会メンバーが全員揃ってお茶を楽しんでいた。
ミレイが溜めに溜めた書類仕事が片付いたところでもあり、みんな少しハイになっているようだと、ルルーシュは見ていて思った。
「ルルーシュ~。今度さー」
「ダメよ、リヴァル。ルルを賭に誘っちゃあ」
「悪の道に誘っちゃいや~って?」
「もう会長、茶化さないでくださいよー」
「ミレイちゃん、からかうのは良くないよ?」
身振りも交えて騒ぐ四人に楽しそうに笑って見る三人。
日常の風景。
ふと、ルルーシュが携帯を取り出して立ち上がった。
マナーにしていた携帯に着信が有ったのだが、これも時々見られる日常。
「会長、少し外します」
言い残して、ルルーシュは足早に部屋を出て行った。

「お久しぶりですね」
『久しぶりなのは確かだけど、挨拶がそれだけなのは淋しいね』
「‥‥用件がないようでしたら切りますが?」
『本当につれないね‥‥。仕方がないから本題に入るけど、事前準備は全て整ったよ。承認も得たしね。後は君にして貰わないといけなくてね』
「‥‥‥‥。もう少し早くそのお言葉を聞きたかったですが。助かりました。一週間後から三週間程でよろしいですか?」
『わかった、根回しはしておくよ。これでも早い方だと思うのだけどね。確かにコーネリアには可哀相な事になったが』
「残念です。後で謝っておいてくださいね。‥‥では一週間後に」
ルルーシュは簡潔に締め括るとさっさと通信を切ってしまう。
しかしそれは、これからする事の多いルルーシュには仕方がない事だった。

「ミレイ会長」
生徒会室に戻るなりのルルーシュの言葉に、ミレイは素早く立ち上がって振り向いた。
ルルーシュにしか見えないミレイの顔には真剣な表情が浮かぶ。
「どしたの?ルルちゃん。まぁたお出かけ~?」
冗談めかして明るく尋ねるミレイにルルーシュはその通りだと頷いた。
「行くところが出来たので、これから準備して行ってきます」
「おいおいまたかよ~。お前ほいほい呼び出され過ぎ!電話の相手に物申しちゃうぞ、おれは」
「そうか、相手には伝えておくよ、リヴァル。だけど今の相手は電話してきたのなんて初めてだぞ」
ルルーシュが苦笑して応じると、リヴァルは驚かず悲しげに眉を下げた。
「おれってポッと出にまで負けるのかー?悲しーぜ、ルルーシュ~」
「悪いな、リヴァル。会長、では一月程よろしくお願いします」
リヴァルに一言詫びたルルーシュは、ミレイに声をかけた。
「わかったわ、ルルちゃん。ナナちゃんと他、こっちの事は任せておいて」
ミレイはサラっと応じたが、他のメンバーには捨ておけない単語に当然反応する。
「「‥‥ひとつきぃ~!?」」
一際大きな声を出したスザクはフラフラと立ち上がってルルーシュの元へと歩み寄る。
「る、るるーしゅ。一か月もどこで何を?」
「それはまだ秘密だな、スザク。その内判ると思うし。危ない事じゃないのは確かだ。スザクはこれ以上成績落とさないように頑張れよ」
聞きようによっては皮肉にも聞こえる事をルルーシュはくすくすと笑って言うと、スザクから視線を外して巡らせる。
「‥‥‥‥帰って来るんだよな?勿論」
「あぁ。用事が終われば戻ってくる。当然だろ?ここは気に入っているんだ」
不安そうに尋ねるリヴァルにルルーシュはしっかりとした頷きを返したので、リヴァルはホッとして「んじゃ、頑張れよ」と声をかけた。
「多少前後するかもしれないが、それはその都度、ミレイ会長には連絡を入れる。‥‥間に合わなくなると困るからもう行くよ」
そう言った後、ルルーシュはもう一度ミレイに「頼みます」と言ってから出て行った。


アジトにやって来たゼロは、誰かに指示をするでもなく、挨拶にも軽く頷いただけで自室に篭ってしまった。
そのいつもとは違う様子に、幹部一同は首を傾げる。
会議には出て来るだろうと気にしながらも待っていたが、時間が過ぎてもゼロは自室から出て来ないので、会議室は騒然となる。
「へッ。どうせ表で何か嫌な事でもあったんだろーぜ。おれ達に八つ当たりしてるんじゃねぇの?」
「別に当たられてないだろ?玉城。‥‥だが、報告や次の作戦について、ゼロがいないと話が進まないな」
玉城の的外れな言葉を一蹴しておいて、扇は途方にくれる。
カチャっと扉が開く音に、幹部達の視線が扉に集まるが、入って来たのはゼロではなく、C.C.だった。
「会議は中止だ。今あいつは手が離せなくてな」
「‥‥手が離せない‥‥とは、一体ゼロは何をしている?」
藤堂が代表して尋ねる。
「ん?さぁ。わたしは知らない。強いて言うならば準備、か?‥‥たぶんそんなところだと思うが‥‥」
C.C.の答えは曖昧で、幹部達は首を傾げざるを得ない。
「あぁ、そう言えば。‥‥扇と藤堂。それにディートハルト。してもらいたい事があるとか言っていたから、後で部屋に行け」
「後で?今でなくても良いのか?」
「今は‥‥入れないぞ?わたしも居られなくなったから出て来たのだし‥‥」
「準備とは‥‥なんの準備だ?」
「知らんと言っただろう?あいつは言わないし、わたしも聞かないからな。とにかく、会議の中止と三人への伝言。確かに伝えたからな」
堂の問いに答えにならない返答を返すと、C.C.はさっさと会議室を出て行った。
「あー‥‥とにかく。今は解散、だな。後でおれ達がゼロに話を聞いて来るから、それまでは今まで通りで頼む」
扇がそう締めくくると、会議は中断と言う形で終わった。

2に続く。

───────────
作成 2008.04.27 
アップ 2008.05.22 
 

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